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長い間、天文学者達は宇宙の中で最も巨大な物体である銀河団中央へ流れ込む膨大な量のガス状物質の行方の謎について悩んできました。
地球からの8億4000万光年離れた海蛇Ａ銀河団をＮＡＳＡのチャンドラＸ線宇宙望遠鏡が観測して得られた新しい画像はこの謎に光を投げかけ、銀河の起源に関する重要なてがかりを提供するかもしれないと天文学者達は言っています。 物理学者達は、莫大な量の冷めたガスが銀河や何百兆個もの星が誕生している銀河団の中央領域に流れ込んでいるはずだと推定していました。 しかし、この銀河団の調査では失われた物資は見つかっていません。 科学者達はこの矛盾する問題を説明しようと試みてきましたが、その帳簿を合わせることはできなかったと、マサチューセッツ、ケンブリッジのハーヴァード-スミソニアン天体物理学センターのウォレス・タッカーが述べました。 海蛇Ａのチャンドラの画像は初めて、3500万度のガスが銀河団中央から長い蛇のようにはるかに伸びている光景を写しています。 この構造は、ブラックホールの磁場が流れ込んでいる物資を放出する激しい爆発を起こしていることを示唆するものです。 物資は信じられない量になってブラックホールの方へ引き込まれていて、宇宙の交通渋滞を引き起こしているとタッカーは言っています。 このような中心へ向かっての殺到が別の事も引き越します。 他の進路を進んでいた物質と出くわす物資もあるでしょう。 多分その車線は混でいるので、物資は思ったように速くは入りこめないでしょう。 流れ込む物資は、物資を跳ね返す激しい電磁界を発生させている中心のブラックホールに接近するにしたがって高速で回転するようになります。 「これは発展中の考えですが、すべての物がブラックホールに落ちていく訳ではないようです。」とタッカーは言っています。 このＸ線画像はまた、何百万度もある高温の輝くくさび型のガスが、銀河団の中心へと押し分けて進んでいることも明らかにしました。そしてそこでは、磁界や星形成や自転やブラックホールなどによる複合力が作用していることを示しています。 「最初に宇宙で見えた事は複雑です。銀河の形成は我々が思っていてよりももっと複雑です。」とタッカーは述べました。 7月に打ち上げられたチャンドラは、軌道上で5年間機能する事になっています。 上で説明した画像はここで入手できます |