度々遅れていた故障したハッブル宇宙望遠鏡へ向けてのスペースシャトル・ディスカバリー号の打ち上げのカウントダウンが火曜日に開始しました。
ディスカバリー号は、スケジュールよりも2ヶ月以上遅れて金曜日午前11時18分(日本時間)に打ち上げられることになります。 NASAのカウントダウン時計は、前回の7月の飛行以来はじめて動くことになります。 「再びカウントダウンを始められて良かった。」とNASAのテスト・ディレクターのスティーブンAltemusが述べました。 気象予報官は、打ち上げ時の気象が好ましい確立は下層雲の心配はあるが80パーセントだとしています。 ディスカバリー号は、望遠鏡の安定した精密な照準を行なう6個の新しいジャイロスコープなど重要なハッブルの部品を積んでいます。 ハッブルの指向システムは先月ダウンして、全ての天文観測ができなくなっています。 もしディスカバリー号が今週10日間のミッションに旅立てば、7人の乗組員は軌道上でクリスマスを迎えることになります。 シャトルのミッション飛行中にクリスマスを迎えるのは初めてです。 NASAのスカイラブ・ミッションは1973年に、そして月へ向かったアポロ8号は1968年にミッション中にクリスマスを迎えています。 また1996年と1997年に2人のアメリカ人宇宙飛行士がロシアのミール宇宙ステーションに搭乗中にクリスマスを迎えました。 |