太陽から絶え間なく流れて来る粒子つまり太陽風が今年早くに吹くのを止めて、そのことが地球とその最も近い恒星との相互作用を研究できるめったにない機会を提供しました。
5月10日遅くから5月12日早くにかけて起こった予想外のこの出来事は、地球に脅威を及ぼすものではなく、太陽風の圧力がなくなって通常の100倍にも膨らんだ地球の磁場の珍しい効果を作り出しました。 太陽嵐と違ってこの静寂は軌道上衛星や送電系統に影響を与えることはありませんでした。 得られた新しい情報は、強力な太陽活動期のより深い理解やそれに対する準備に使うことができます。 「物理学的に何が起こっているのか我々に教えてくれるという観点でこの出来事は非常にエキサイティングなことでした。」と連邦宇宙環境センターのハワード・ストリンガが述べました。 アメリカ地球物理学ユニオンの秋の会議で科学者達は、この減少した風やその出来事を監視した数個の衛星からの観測結果について議論しました。 太陽風は、太陽の原子力エンジンが回転してその表面を沸騰爆発させる時に高温で電荷した粒子を100万mph(160万km/h)以上の速度で太陽から外側へ吹き飛ばすものです。 地球の磁場は絶え間なくこの粒子に打たれて、彗星の尾が太陽から掃き出されるれようになってリンゴを半分にしたように見えます。 通常この力は、太陽の方へ40,000マイル(64,360キロメートル)だけ伸びています。 しかし5月10日遅くに衛星が、この風の密度が通常のわずか2パーセントになり速度も半分に減っているのを観測しました。 地球の磁場を押し戻す圧力がなくなり、その勢いは地球から月へまでの距離に匹敵する235,000のマイル(378,000キロメートル)近くまで伸びました。 「これは35年前に衛星が太陽風の観測を始めてからわずか数回しかないくらいの非常に珍しい現象です。」とコロラド大学のディレクタのーダニエル・ベーカー氏は言っています。 通常は地球の磁場がそれらの粒子が空間を飛びまわるにつれて弱めます。 5月、地球の方へ流れる粒子はもっとまっすぐな経路で地球へたどり着くことができました。 14年前に科学者達は、地球の北極領域上空に直接降る電子は太陽のコロナや大気から出るものだという理論を立ててこような現象を予測していました。 5月11日に科学者達は、NASAのポーラー衛星から得たX線画像でこの領域に黎明発光を見つけました。 「この現象は、太陽のコロナを直接観測する窓を提供しています。このコロナからのビームは、通常の状況で起こるように分解することも発散もしませんでした。」とNASAのWIND衛星のプロジェクト科学者キースOgilvieが述べました。 科学者達は太陽の直接的調査と同時に何がこの風を減らしたのかまだ調査中です。 しかし地球が予想通りに反応した為に、彼らは自分達の理論が正しという自身を深めています。 |