イギリスとアメリカの科学者達は、我々の太陽系外の新しい惑星を初めて視覚観察を行ったと述べました。
特別に開発されたコンピューター・プログラムとカナリア諸島ラ・パルマの巨大な望遠鏡の助けを借りて彼らは、ミレニアムと呼ばれる惑星からの淡い光を発見しました。 「このシグナルは非常に淡いものですが、それは木製の2倍の直径で8倍の質量を持つ本当に怪物のような惑星から発せられていることを我々に伝えています。」とスコットランドのセント・アンドルーズ大学のアンドリュー・カメロン博士が述べました。 過去4年間で28個の新しい惑星の発見が報告されてきましたが、カメロンと彼のチームは初めてそれを地球で見た人間となりました。 この惑星の母星のタウBootisは肉眼でも見えますが、その惑星自身は直接観測されたことはありません。 タウBootisは、地球から55光年離れてた所に位置しています。 天文学者達は、この恒星のゆらぎによって向こう側に別の惑星があることも分かっています。 惑星がこの恒星の軌道を回る時にそれが恒星を引っ張って発光する光をゆるがせます。 これまで科学者達は、この惑星の存在を直接に確認することはできませんでした。 「この惑星自身から発される光を検知できたのは我々が初めてです。」 とこのプロジェクトの仕事をしているキース・ホーン教授はロイターに話しました。 科学誌ネイチャーに掲載されたこの研究結果は、天文学者達にこの惑星の大きさや構造、生命を維持できるのかどうかの情報も与えています。 「それは、別の恒星を回る惑星に生命がいるのかどうかを知りたがってきた人類の大きなステップの1つです。」とホーンは加えています。 天文学者達は今、新しい惑星の質量が我々の太陽系の中で最も重い惑星木星の8倍あることを知りました。 その大気温度は、摂氏2000度(3632F)に達しています。 「次にやるべき事は、大気の組成や雲の種類、温室効果ガスが存在するのかどうかを決定することです。」とホーンは言っています。 |