12月24日付け
CNN Interactive Spaceは

ディスカバリー号の整備士達は第2回船外活動を完了。

という見出しの記事を報じています。

-----------------------------------------------------------------

彼らのミッションのうち三回目で最終になる船外活動の際にスペースシャトル・ディスカバリー号の宇宙飛行士達は、新しい送信機とデータ記録装置を取りつけてハッブル宇宙望遠鏡を太陽熱から保護する金属シールドをかけます。

彼らの金曜日の仕事は脳手術と自動車整備の中間のようなもので、二人の宇宙飛行士達がこの軌道天文台のメインコンピューターをアップグレードしました。

車のフードのように回転開きしたドアのもとで、マイケル・フォールとクロード・ニコリアは交互に浮遊しながら古いコンピューターを引き出しました。

新しいコンピューターの取り付けは、ソフトウェア・プログラミングのやり手であるフォールの役目でした。

彼はこのミッションの前に、コンピューター・ケーブルの中にあるおよそ1000本の折れやすい金メッキのピンの1本が曲がっている悪夢を見たと言っていました。しかし接続は成功しました。

「ハッブルの頭脳は取り替えられました。」とジョン・グランスフェルドがシャトルのフライトデッキから無線でミッション管制室に伝えました。

「取り替えられただけでなく、もう考えているよ。」とミッション管制室は地上管制室がハッブルの予備試験を終えた後に応えました。

この新しいコンピューターは2メガバイトのメモリーと25Mhzで走るプロセッサーを持っていますが、その値は64か128メガバイトのメモリーを持ち400から800Mhzで走るプロセッサーのパソコンを所有する地球の人達は以外に思うでしょう。

「あなた方は、我々がウィンドウズを走らせないしディスクも持たない、ましてやインターネットなどすることがないことを頭に置いておかなければなりません。」とプロジェクトのチーフのジョン・キャンベルがリポーター達に述べました。

「古いコンピューターには、10分の1メガバイトのメモリーしか有りませんでした、だから容量的には大きな増加なのです。」と彼は言っています。

設計者も、コンピューター・マッスルに対する電力消費に重点を置かなければなりませんでした。

新しいコンピューターは、ハッブルの太陽電池が発電する30ワットの電力で動作します。

NASA当局は、シャトルの打ち上げや宇宙での放射線の影響に対するコンピューターの耐久能力を試験するのにおよそ4年かかるとも言っています。

フォールとニコリアの両天体物理学者は、シャトル・カーゴ・ベイから突出している4階の望遠鏡を見上げて畏敬の念にうたれました。

「ねえクロード、君はどう思う?」と今では3回の船外活動を経験したベテランのフォールが尋ねました。

「すばらしい。すばらしいよ。」と初めて宇宙遊泳を行なうニコリアが小声で言いました。

二人はまたハッブル望遠鏡の指向に使うピアノ大の三つの高精度誘導センサーの1つを交換しました。

ニコリアがかさばったボックスをきついスロットに差そうと試みているとフォールが傍まで浮いて来てその押し方を彼に教えました。

結局は二人でそれを押し込まなければなりませんでした。

このユニットは改修されたユニットです。それは、1997年2月のサービスにミッションの時に外されて地球に持ち帰られたユニットです。

ミッション管制室がニコリアの宇宙服の二酸化炭素の量が急上昇した事に気づいた心配事が一瞬起こりましたが、誤った指示だということが判明しました。

安全の為に、ミッション管制室はニコリアに気分を尋ねました。 彼の応えは、「気分はいいよ。ちょっとのどが渇いた。」でした。


-----------------------------------------------------------------

上記の訳文は記事の全容を伝えるものではありません。
誤訳の可能性もありますので、詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.cnn.com/1999/TECH/space/12/23/shuttle.04/index.html

-----------------------------------------------------------------  


   | Return to Main Page |