NASAのマネージャーは、雛鳥の国際宇宙ステーションの修理と整備を行ないおそらくこの秋に常勤クルーが到着するまでそれを軌道に安全にとどめる為の追加スペースシャトル・ミッションの打ち上げの最終認可を与えようとしています。
ロシアの最初の国際宇宙ステーションのコンポーネント、宇宙「タグボート」ザリャーは1998年11月から軌道に乗っています。 確認されている無人状態での耐用年数の終了近くになって、いくつかの問題が持ちあがりました。 最も心配されることはザリャーの6つのバッテリーです。2個は完全にラインから外れており、他の4個はザリャーの太陽パネルから効率良く充電できていません。 NASAの現在の計画では、次のコンポーネントであるロシアのZvezdaサービス・モジュールがドッキングした後でクルーと共にシャトル・アトランティス号を送ることになっています。クルー達は、Zvezdaに補給をストックしてシステムを起動させる訓練してきました。 今このミッションは2つの飛行へ分割されそうです。 3月16日以降に行なわれる追加飛行の際に、クルーはザリャーのバッテリーと充電器を交換してヒューストンとの通信リンク装置を修理し、1回の船外活動を実施します。 このミッションの第2部は、サービス・モジュールがステーションに到着した直後に開始されます。NASAは、両ミッションを全員同じメンバーで飛行するかどうかは決めていません。ロシアの打ち上げスケジュールが確定すれば、この決定は来週にもなされます。 ロシアが300億ドルの軌道基地の重要なコンポーネントのZvezdを希望時期の2年半も遅れたこの夏まで打ち上げられないのではないかという心配が大きくなって、この追加のシャトルの打ち上げが検討され始めました。 Zvezdaは、指令管制センターとして初期のクルーの居住区としての役割を果たし、ステーションを高度220マイルに保つ推進システムも含んでいます。 Zvezdaは、ロシアの主要ロケット発射施設である以前のソビエト共和国カザフスタンのバイコヌール宇宙基地にあります。NASAとロシアの航空宇宙機関(RASA)の当局は、この42,000のポンドのモジュールは打ち上げ準備ができていると主張しています。 しかし、このタイプのロケットが地球低軌道に運ぶことに関する懸念がくすぶっています。 これまでの4回のプロトンの打ち上げのうちの2回は失敗に終っています。最近は10月に起こっています。この事故は、プロトンのいくつかの設計変更を促しました。 伝えるところによると、ロシア当局はサービス・モジュール打ち上げの危険を犯す前に少なくとも3回のプロトン打ち上げを予定しているようです。 |