木曜日にこの写真を公開したハッブルの科学者達によると、NASAのハッブル宇宙望遠鏡によって撮られた心を打たれる画像は、これまでで見られたことにないような詳細さで竜骨座星雲の不思議で複雑な構造を明らかにしているということです。
このコンポジット画像は、鍵穴星雲と呼ばれる竜骨座星雲の一部の大きな円形構造で占められています。 地球からおよそ8,000光年のこの領域は、観測視野を右上の方に外れたところにある有名な爆発星エータカリナの近くに位置しています。 竜骨座星雲は、それぞれが太陽の10倍の温度で100倍の質量を持つことが知られている最も高温で最も巨大な多くの恒星を含んでいます。 円形の鍵穴構造は、高温に白熱したガスの明るい線条とその全てが高速で無秩序な運動をしている分子や塵の雲の黒いシルエット両方を含んでいます。 この高解像度の画像は、新星を形成す為に崩壊している可能性がある多数の黒っぽい胞子など多くの構造物の相対的な三次元の位置を明らかにしています。 画像の下中央近くと左上端に位置する大きな黒い塵雲は、ついには蒸発するか、もしそれらが十分に濃く凝縮すれば小さな星団を生むかもしれません。 全直径が200光年以上ある竜骨座星雲は、南半球で見えるミルキーウェイの目立った特徴のうちの1つです。 鍵穴環構造の直径はおよそ7光年あります。 ハッブル遺産チームは、1999年4月に取られた4枚の画像からこの合成画を組立てました。 このカメラは6枚の異なったカラーフィルターを使っています。 上のハッブルの写真はここで入手できます。 |