上図 SOHO観測衛星が撮った画像の中に2つの大きな太陽黒点群が、見えています。 下図 このSOHO観測衛星の画像は、2月26日起こった巨大なフレアーの噴火が写っています。 中央のディスクは太陽からの直射光を覆うためのものです。 今週太陽は、光線銃で狙いを定めるように、地球をその照準内にまともに入れるはずです。 太陽科学者によると、太陽表面を横切って動いている2つの大きな黒点は、最高で数日間は地球の方を向いていると予想されます。 このような黒点は、しばしば地球の気象や電力系統を混乱させる強力なコロナ物質射出や太陽フレアを予告するものです。 太陽フレアは、太陽系で最大の爆発です。 典型的なフレアーは、何百万個もの100メガトン水爆を一度に爆発させたのに匹敵するエネルギーを放出します。 巨大なフレアから放出される高荷電粒子は、送電設備をオーバーロードさせたり衛星にダメージを与える可能性があります。 1989年に、宇宙嵐の1つがカナダの大きな発電所をノックアウトして、何百万人もの人達を数時間電気なしにしました。 太陽活動は11年周期で強弱を繰り返しますが、天文学者達は今年か来年に極大期を迎ええると予測しています。 しかし、これまでのところ、太陽は心配したほどのレベルの活動はしていないと、SOHOからのデータを解析している太陽物理学者ジョーゼフGurmanは言っています。 |