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3月9日付け
CNN Interactive Spaceは

火星の写真がエレガントな極冠を明らかに。


という見出しの記事を報じています。

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マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影した火星の極冠の写真は、火星の極冠のまわりの優雅でコントラストの高い模様を前面に押し出すだけでなく、南北両極が著しく異なった地質学的過去を持っている証拠を示しています。

水曜日に発表されたこの写真は、通常は季節的な氷の頂部の層に隠されている地表を初めて明らかにしています。

サーベイヤーに搭載されたカメラは、軌道を回りながら両極の交互に変わる夏期の写真を撮りました。

残留北極冠氷、つまり夏の間に残った北極の霜の領域は、ほとんど平らですが、コテージ・チーズ状からポンジ生地まで色々に異なるへこみのある表面しています。

残留南極冠氷の表面は、もっと大きな穴を持つあばた状で、スライス・スイスチーズに似ています。

「それは、我々が見てきた火星とは非常に異なったものでした。両極の間に大きな差異があることを知りました。」と極冠プロジェクトの研究者を率いるコーネル大学の天文学者ピーター・トーマス博士は言っています。

しかし現在のところ、それが氷による差なのか、地形的な差なのかは、まだ明らかでないと彼は言っています。

トーマスは、南北両極の地形のコントラストは、数千年もの間それぞれが違った気候や地史を経験したことを物語っていると言っています。

1970年代のマリナー9号とバイキング・オービターからのデータに基づくと、残留北極冠氷の氷は、主として水から成っていると思われています

夏の間も凍ったままで残る火星の極冠の部分は、残留極冠として知られています。

北極冠のスポンジ状の表面には、大体直径10-20メーター(33-66フィート)の小さな多くの穴があいています。

それらは、おそらく夏の間に水氷が昇華つまり固体から気体に直接蒸発した跡だろうと思われています。

そこの気温は、夏には水の凝固点ぐらいです。

バイキング探査機も、暖かい季節にこの極冠から立ち上る水蒸気を観測しています。

マーズ・グローバル・サーベイヤーの科学者達によると、氷が蒸気に昇華した後、風が極冠から吹き払います。

対照的に、南極冠の侵食は、長い期間の物理的なプロセスで起こったようです。そこには、陥没、沈下、傾斜移動、たぶん北極冠とは違った種類の昇華などがあります。

残留南極冠の気温は、炭酸ガスを凍らせるのに十分なくらい低温です。夏でも南極冠では、ほとんど水蒸気は見られません。

南極冠の浸食過程は、スイスチーズに似た円形の窪みや大きな穴や三角の「エプロン」の周囲に層をなした丘や孤立した山や台地を築きます。

マーズ・グローバル・サーベイヤーのカメラを運用しているマリン宇宙科学システムズによると、正確な原因ははっきりしていませんが、そこには崩落があったと思われます。何故なら、地下の物資が消えているからです。


極冠の写真はここで入手できます。

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上記の訳文は記事の全容を伝えるものではありません。
誤訳の可能性もありますので、詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.cnn.com/2000/TECH/space/03/09/mars.polar.caps/index.html

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