ロシアの国際宇宙ステーション用コンポネントは、シールド、窓、雑音レベルにおいてNASAの安全必要条件に適合していないと、会計検査院GAO当局は言っています。
また、もしキャビンンの圧力が失われれば、軌道上にあるザリャー・セグメントやまだ打ち上げられていないZvezdaサービス・モジュールの装置が故障してステーション全体を危険にさらす可能性があります。 これらは、議会の調査機関であるGAOによって木曜日に下院の航空宇宙小委員会に提出された事前調査結果です。 NASAの宇宙ステーションのチーフのマイケル・ホーズは金曜日に、この問題が7月に計画されているロシアの生命維持装置を備えたサービス・モジュールの打ち上げを遅らせることはないと言っています。 このモジュールの打ち上げは、ロシアの資金難や最近のロケット・トラブルで2年以上遅れています。 NASAはこの問題をすでに知っていて、それらは軌道上で解決できることだと、ホーズは言っています。 「我々はロシアと共にこれらの問題の対処を進めています。私はこれらのことが、この夏のサービス・モジュールの打ち上げをできなくするとは考えてはいません。」とホーズは言っています。 ロシアは、NASAの宇宙ステーション安全基準のほとんどに応じていますが、4つの重要なエリアでの装置はその安全条件を満たしていないとGAOのディレクターのアレン・リーは言っています。 宿舎としても兼用されるサービス・モジュールは、宇宙ゴミに対する防御に関しての宇宙ステーション必要条件を満たしていないとリーは言っています。 15年間で宇宙ゴミが衝突する確立は2.4パーセント以上はありませんが、言いかえれば2.4パーセントの可能性はあると言うことです。 NASAとロシアの宇宙庁は軌道上でシールドを強化することに同意しています。 しかし、2004年にそれが完了するまで、アメリカとロシアの宇宙飛行士は余分な危険にさらされると、リーは言っています。 宇宙ステーション計画は、もし宇宙ゴミの衝突で空気漏れが起こってキャビンの圧力が失われても装置は機能することを必要条件としています。 しかし、ザリャーやZvezdaサービス・モジュール内の装置は、気圧が失われると故障してステーションはコントロールを失うでしょうと、リーは言っています。 この問題を解決する為に、NASAはアメリカのコンポーネントに航法誘導装置を取り付ける計画を立てています。しかし2001年まではなされません。 NASAはまだこのサービス・モジュールの窓が宇宙ステーションの規格に適合しているのかまだ確認していないとリーは言っています。 また軌道上のザリャー・サービス・モジュールはあまりに騒音が高すぎます。 アメリカとロシアの宇宙飛行士達は、サービス・モジュール打ち上げ後に消音器を取り付けることを計画しています。 彼らは耳栓を装着しなければならないかもしれませんが、それでは警報が聞こえなくなります。 昨年、宇宙飛行士達は、ザリャー・モジュールに消音器を取り付けましたが、それでもまだ騒音は高すぎます。 ザリャーは、1998年11月にロシアによって打ち上げられました。続いてNASAが2番目のコンポーネントのユニティーを1998年12月に打ち上げました。 3番目のコンポーネントであるロシアのサービス・モジュールが打ち上げられるまで、全てが保留状態です。 |