地上システムのソフトウェアエラーが、今月失敗した海上打ち上げロケットの原因らしいと、当局が述べています。
ロンドンに本社を置くICOグローバル・通信社の1億ドルの衛星を運んでいたロシア=ウクライナ製ロケットは、3月12日海上発射台から打ち上げられた直後に海洋へ墜落しました。 ソフトウェアエラーが正しくロケットを制御できず、第2段の空気圧システムのバルブを開けたままにしてしまったと、海上打ち上げ社は水曜日に声明で述べています。 この空気圧システムはエンジンのオペレーションと操縦に関係しており、圧力が下がった為にエンジン効率を低下させて、オンボード自動飛行停止システムが作動した可能性があると、社は言っています。 このコマンドのトラブルは、打ち上げおよそ8分後に起こったと、海上打ち上げ社は言っています。 調査は継続中ですが、海上打ち上げ社は夏までには次の打ち上げ準備ができる進捗状況だと言っています。 今回の打ち上げは、ボーイング社が率いるベンチャー企業(シー・ラ ンチ社)にとって3度目のものでした。 Zenit-3SLロケットは1年前にダミー衛星の打ち上げに成功しており、ディレクTVの衛星も10月に軌道投入しています。 海上打ち上げシステムは、海洋油田掘削船を改造した発射台を使っています。 |