昨晩、月、火星、木星、土星が接近して見える光景を見に出かけた多くのスカイウォッチャーは、思いがけなく現れたオーロラのおまけで得をしました。
スカイ&テレスコープとオーロラ活動観測ネットワークからの報告によると、劇的に赤く輝く光景がヨーロッパから南はニューメキシコやフロリダまでに渡って見られました。 太陽風の衝撃波は、午後12時40分EDTころに地球を襲い、目に見える光景となって午後10時30分EDTまで続きました。 オーロラは大抵、上層大気中の酸素原子が地球の磁気圏からの電子と衝突した時に放射する色つまり緑色に輝きます。 赤く輝くことは珍しく、これは時折大気のもっと下層にある窒素分子を励磁させたときに起こり、より強い地磁気嵐の兆候でもあります。 極から離れて赤道部近くまで広がって起こった昨夜のオーロラは、強い磁気嵐の状態を表すものです。 太陽圏ディスパッチのケアリーOlerによると、「これから24時間で高緯度地域ではサブストーム活動がいくらか残る可能性があるが、中緯度地域では嵐をもたらすようなオーロラの再起はないだろう。」ということです。 |