高精度高解像度のカメラを備えた軌道探査機、もしくはエアバッグで着陸する大型ローバー、どちらになるのでしょうか?
NASAはこれから3年後に進めていく2つのミッションをどちらにするか月曜日に発表する予定でしたが、宇宙局は、その公式決定を延期させることを金曜日に決めました。 NASAのエドワード・ワイラー準アドミニストレータは、選定作業は予想以上に複雑で難しく、最終決定はおそらく1〜2週間延びるだろうと言っています。 軌道探査機の場合は、幅2フィート(60cm)の物まで撮影可能なカメラを搭載します。 ローバーの場合は、1997年にマーズ・パスファインダーが使ったのと同様なエアバッグ着陸緩衝材を使用します。 宇宙局は、この10年間の早い段階で多くの軌道探査機やランダーを火星に送るつもりです。 しかし昨年、軌道探査機とランダー両方を完全に失った事故がNASAに火星計画の見直しと飛行スケジュールの再編成を促しました。 NASAはまだ、2001年のマーズ・ミッション計画も棄ててはいません。 カリフォルニア州パサデナのジェット推進研究所と、コロラド州デンバーのロッキード・マーティン・アストロノーティクス社が、2003年のミッションに向かって、独立して2つのミッションの評価作業を実施しています。 |