長く遅れていた国際宇宙ステーションの心臓部ともいえるズベズダ・サービス・モジュールがISSとのランデブーの準備を整えました。
このロシアの無人モジュールは、ロシア上空240マイル(384km)の2周回の軌道上で自動操縦でISSとドッキングすることになっています。 NASAによると、最初の乗組員が10月までにはステーションで生活できるということです。 しかし、それにはロシアもアメリカもズベズダの成功次第というところが大きいのです。 飛行制御や排水システムと同様に乗組員の睡眠をとる場所ともなるズベズダは将来のモジュールの中枢部となります。 週末に、ズベズダは3回のスラスター燃焼で軌道を上昇させてステーションに近づきました。 1日の単独飛行を残して、このモジュールはパッシブ・ビークルとなりました。 宇宙ステーションもランデブーの準備を続け、ドッキング工程の為に一連のエンジン燃焼を実施します。 もし全てが予定通りに進めば、モジュールの接合は26日午前9時44分(日本時間)に実施されます。 ドッキングの数日後に、ズベズダのコンピューターは、宇宙ステーションの姿勢制御を引き継ぎます。 それらは、1998年暮れからアメリカ製のユニティーと協力して一時的にサービス・モジュールとして働いてきたザリャー・モジュールの任務を引き受けるのです。 もしドッキングに失敗したら もしズベズダがドッキングに失敗したたら、ゼロ・クルーと呼ばれる2人の宇宙飛行士達が宇宙に向かい手動で接合させます。 7月12日にズベズダが打ち上げられたバイコヌール宇宙基地には、トラブルシューターである宇宙飛行士が待機しています。 |