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8月17日付け
CNN.comは

5万年後に向けてのタイムカプセル衛星KEO。


という見出しの記事を報じています。


5万年後、地球にはまだ人類が住んでいるのでしょうか? フランスの団体はそう考えているようです。実際、彼らは未来の人類に宇宙から贈り物を届ける自信を持っています。

パリのKEOプロジェクトのマネージャーによると、2001年に打ち上げ予定のKEO衛星は、できるだけ多く(たぶん数10億人)の人からのメッセージを積んで地球の高軌道を周回するということです。

軌道上で5万年飛行した後、この衛星はKEO参加者のメッセージを記録したCD-ROMを運んで地球に帰ってきます。

この衛星に名前を付ける為に、支持者達は、世界中の言語で最も多く使われる発音を調査しました。それが、"K"と "E" と "O." だったのです。

誰もが、電子メールか普通の郵便で無償でKEOに登録できます。

パリに本社を置くこの非営利団体によると、学童から囚人まで、120カ国以上の人達が未来の子孫へすでに書状を出しているということです。

メッセージは無検閲でオリジナル言語のままですが、その長さは6,000字以内でなければならないと、1994年にこのプロジェクトを創立したフランス人アーティストのジーン-マーク・フィリップは言っています。

現代文明がどれくらい急速に進んだかを全ての子孫に伝える為に、フィリップはKEOを考えつきました。

理想的には、彼は地球上全ての人からメッセージを集めることを望んでいます。

フィリップはKEOを地球に埋めるよりはむしろ宇宙へ送る方を選びました。

「私は、宇宙の方がより人間の想像に訴えると思ったのです。さらに、どこの国の何処に埋めるかという複雑な問題が起こりました。でも、宇宙ならどの国でも所有しています。」とフィリップは言っています。

政治団体も彼らを支持しています。

例えば、国際オリンピック委員会の会長は、このミッションに署名しました。

このプロジェクトは全てを寄付に頼っています。多くのエアロスペース会社がすでに商品やはサービスを無償提供しました。

ヨーロッパ宇宙機構の民間パートナーであるアリアンスペース社は、消極的ながら来年この衛星を打ち上げることに同意しました。

KEOは、高度8,700マイル(1,400km)の地球軌道を回るように設計されています。

それは、2枚の派手なウィングを持っていて、地球の観測者が見つけやすくなっています。この特殊合金製のウィングは、日照部と暗部の間を通過する時に、自然の太陽電力だけで開閉します。

この無電源軌道衛星は、5万年間ぐらい漂って、強化合金で保護されて地上へ落下するはずです。

KEOが海に落ちた場合でも海面に浮くはずですとフィリップは言っています。

ところで、KEOがたとえ生き残ったとしても、未来の人類がCD-ROMに記録された数十億ものメッセージを解読できるのでしょうか?

実は、この衛星には、CDプレーヤーの制作方法を記した「ユーザー・マニュアル」も収められています。

「ロゼッタ・ストーンのように、情報は解読作業を容易にする方法が記録されています。」とフィリップは書いています。



上記の訳文は記事の全容を伝えるものではありません。
誤訳の可能性もありますので、詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.cnn.com/2000/TECH/space/08/29/keo.satellite/index.html

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