|
数年の遅れの後、国際宇宙ステーションの最初の長期乗組員達がまもなく出発しようとしています。
1人のアメリカの宇宙飛行士と2人のロシアの宇宙飛行士からなるエキスペディション１と呼ばれるチームがカザフスタンのバイコヌール宇宙基地にステーションへ打ち上げの為に到着しました。 彼らは、火曜日の明け方前（現地時間）にソユーズ宇宙船に乗って種発し、2日後にステーションとドッキングします。 アメリカとロシアの飛行管制室は、この歴史的ミッションの準備で多忙です。 週末にかけて、ヒューストンとモスクワのミッション管制室空は、乗組員のステーションとのドッキングのドレス・リハーサルを指導しました。 現在ロシアの無人貨物宇宙船が，ソユーズが使う宇宙ステーションのポートにドッキングしています。 燃料を届けたこのプログレス補給船は、水曜日にドッキングを解いて大気圏に燃えながら落ちていくことになっています。 エキスペディション１チームは、財政難と技術的問題でロシア宇宙局が打ち上げを繰り返し遅らせてきた為に、3年以上も訓練を積むことになりました。ん 潜水夫から宇宙飛行士になった司令官のビル・シェファードは、3回のスペースシャトルの飛行経験を持っています。 アメリカ海軍学校を卒業した彼は、パイロットを志願しましたが、視力検査がパスせずに、その代わりにアメリカ海軍のSEALダイバーになりました。 彼は、経歴の初めのうちは、宇宙飛行士になれるとはほとんど期待していませんでした。 「私がこのミッションで働いているなんて、私自身が本当に不思議に思えます。しかし、私は心の中でいつも考えていました。宇宙服を着ることと潜水作業をすることには何かの関連性があるのではないかと。」と彼は言っています。 彼の宇宙ステーション乗組員仲間のユーリー・ギドゼンコは、ロシア空軍のパイロットから幼年時代の夢を実現させた宇宙飛行士です。 彼の夢は、今回の飛行でソユーズ宇宙船の船長を努めることで更に広がります。 ギドゼンコは、宇宙でのサバイバルの仕方を知っています。1995年と1996年に彼はロシアの宇宙ステーション・ミールに6ヶ月間搭乗してます。 もう一人の乗組員は、前にロシアとソビエトの全国エアロバティック飛行チームの隊員だったロシアの宇宙飛行士セルゲイ・クリカレフです。 彼は、ロシアのメカニカル・エンジニアとしてミールでの2回の長期滞在経験とスペースシャトルでの2度の飛行経験を持っています。 最近では1998年に、彼は最初の宇宙ステーション組立ミッションに参加してエンデバー号に搭乗しました。 クリカレフは、15ヶ月以上の宇宙滞在記録と7回の船外活動の経験を持っています。 |