NBCは、アメリカ人挑戦者がロシアの宇宙ステーション・ミール搭乗を目指して競争するTV番組「サバイバル」の企画を計画していました。
ところが、大きな問題が立ちはだかりました。 先週ロシア閣議は、悪化しているミールを来年2月に太平洋に落とすと決定したからです。 月曜日NBCは、まだこの大企画の断念を認める気持ちはありませんでした。 「我々は、プロデューサーのマーク・バーネットに対してあらゆる信頼を持っており、彼がエキサイティングな番組を実施してくれると期待しています。」とスポークスマンのシャーリー・パウエルは言っています。しかしパウエルは、バーネットが何をできるのかは確認していません。 CBSのためにオーストラリアの僻地で「サバイバル2」を撮影しているこのプロデューサーのスポークスマンは、コメントを求める電話に出ませんでした。 この問題は、CBSの「サバイバル」やABC「ミリオネアーは誰だ」など成功しているノンフィクション・シリーズほど視聴率を上げられないでその番組管理能力を問われているNBCへの更なる打撃になるかもしれません。 NBCは、「目的地はミール」の放送権料に4000万ドル近くをバーネットに支払う契約を結んでいます。 この企画は、スペースキャンプから宇宙飛行士が誕生する最終回までを追いかけ、そこで優勝者がミールへ出発するというものでした。 支払額には、バーネットが宇宙ステーションをリースしているミール社へ支払いを了承しているおよそ2000万ドルも含まれています。 しかし、ロシア宇宙庁は、15年になるミール宇宙ステーションは、それを一新させる為の高価な改装ミッションをしなければ安全ではないと言っています。 アメリカにいるミール社のスポークスマンのジェフLenorowitzは、ミール社はロシアのウラジミールPutin大統領に閣議の決定をくつがえすように説得を試みていると言っています。 「ミール社はまだタオルを投げ入れていません。他にどんな選択肢が残っているか探しています。」と、Lenorowitzは言っています。 しかし彼は、どんでん返しでもなければどんなテレビ番組も制作できそうにないと言っています。 |