水曜日NASAは、まだ一度も探査がなされていない冥王星へのミッションを再検討していると発表しました。
ちょうど3ヵ月前、局はこのミッションをキャンセルすると発表しました。 提案されたプルート・クィッパー・エキスプレス・ミッションは、冥王星の月カロンや氷の物体のリングであるクィッパー帯も調査するもので、太陽系がどのようい形成されたのかの手がかりを得るかもしれないと思われていました。 しかし、NASAは予算超過や技術的遅れを理由に、9月にこのミッションの作業を中止しました。 惑星科学者達は、このミッションが予定通りに2004年に開始されなければ欠くことのできない科学の損失につながるとして、直ちにこのキャンセルに抗議しました。 「その年が木星の重力を利用して探査機を冥王星を送り出せる最後のチャンスなのです。」と惑星科学の主任のルイス・フリードマンは声明文で言っています。 非常に長い楕円で傾斜した軌道を持つ冥王星は、現在太陽の方へ向かって進んでいます。 しかし、復活したプルート・エクスプレスは、再び簡単に消滅する可能性もあります。 予算削減の為、NASAはこのミッションを外部入札にかけることに決めました。 しかし、局が来年秋までに総費用5億ドル以下で受け入れられる提案を見出さなければ、このミッションは完全になくなります。 「我々は、冥王星ミッションを委託するつもりはなく、提案内容を調べています。」とNASAの準アドミストレーターのエド・ワイラーが記者団に伝えました。 2004年以降の打ち上げでも、技術改善によって木星の重力支援なしで済ませられるかもしれません。 冥王星ミッションに関する入札は3月に行われる予定です。 NASAのジェット推進研究所は、現在は表面が氷で覆われた木星の月エウロペへ向かう軌道探査機の開発計画を進めています。 科学者達は、この巨大な月には、生命探しに良好な環境である塩分を含んだ暖かい海が隠されていてると信じています。 しかし、NASAによると、予算と技術的制約が、プルート・エクスプレスとエウロペ・オービター両方をこの10年で開始させるこをできなくしたということです。 |