ロシアのミッション管制室は、ミール宇宙ステーションとの通信維持に苦闘しています。
ロシア宇宙局は、火曜日午前、ミール宇宙ステーションとの通信が現地時間の月曜日午後6時40分から途絶えていると伝えています。 通信確立が何回も試みられ、火曜日午後になって通信が再確立しました。しかし、その7分後にまた途絶えました。当局は、現在、現地時間の午後4時頃(日本時間で午後10時頃)に再度試みる予定だと言っています。 ミッション管制室は、通常は1日に何度か宇宙ステーションと通信しています。 CNNモスクワ支局のジルDoughertyは、もしステーションとの通信再確立ができなければ、ミールはコントロールを失って地球に墜落する可能性もあると言っています。 しかし、彼女は「誰も、これを予期していない。」と強調しています。 宇宙局は、たとえ通信が再確立しなくても、緊急乗組員がミールへ行ってコントロールを取り戻すことができると言って、予期せぬ墜落の恐れを静めるのに努めています。 築15年になるミール宇宙ステーションは、来年2月末にオーストラリアの1000マイル沖の海洋にコントロールされて落とされることになっていました。 ロシア政府は、その運用を維持する民間投資家が見つからなかったので、140トンのステーションを棄てることをしぶしぶ決めました。 ミール宇宙ステーション関連記事 |