金曜日、ロシア宇宙庁は、ミール・ステーションを宇宙から永久に降ろす支援を行う無人貨物宇宙船打ち上げの新しい日程を決定しました。
ミッション管制室のスポークスマンのバレリーLyndinは、政府宇宙委員会はプログレスM1貨物船の打ち上げを水曜日24日とし3日後の27日にミールとドッキングすることを決定したと言っています。 この決定は、突然の電源断で木曜日の貨物船の打ち上げを延期させたミールのシステムの全ての機能が正常に戻ったというロシア宇宙局の専門家の自信を表しています。 バイコヌア宇宙基地で打ち上げ待機中のソユーズロケット この電源断は、ステーションのコンピューターとその姿勢を安定させるジャイロスコープの機能を停止させました。 ロシア・エアロスペース・エージェンシーの局長ユリKoptevは、地上管制官達は、故障した装置と死んだバッテリーをバイパスするように回路を切り替えたと言っています。 Koptevは、「偽の愛国心」を理由に「ノンプロフェッショナル」になることに反対した人々を非難して、2月にミールを廃棄する政府の決定を擁護しました。 「状況は非常に緊迫しています。我々は度々遭遇する現実を受け止めなければなりません。ステーションの寿命や資源の状況を考えれば驚くべきことは何もありません。」 今回の電源故障は、140トンのステーションがコントロールを失って地球に落下する心配を導きました。 しかし、宇宙当局は迅速にミールのコントロールを取り戻し予定通りに安全に太平洋へ落とすことを約束しました。 現在の計画では、プログレスM1は自動システムを使ってミールとドッキングすることになっています。 プログレスの燃料を使ってロケットが燃焼し、3月6日にミールを押し下げます。 もし何か間違ったことが起これば、待機している緊急乗組員がミールに向かって出発し貨物船のドッキングと降下を指揮します。 Koptevは、ミールが150マイル以下に高度を落とす前に、宇宙飛行士達はステーションに到着しなければならないと言っています。 「それ以上下がると、我々は乗組員の安全をできません。」 ミール宇宙ステーションのこれまでの記事 |