地上管制官達はミール宇宙ステーションの姿勢を調整するジャイロスコープを再起動させることができませんでした。しかし、宇宙庁はこの問題はステーションを押し下げる貨物船のドッキングには影響しないと主張しています。
先週、突然のミールの電源断でジャイロスコープの回転が止まった為、ミールの姿勢制御コンピューターとそのシステムが使用できなくなり、当局はドッキングには不安定すぎるとしてプログレスM1貨物宇宙船の打ち上げを延期しました。 ミッション管制室は、直ちににコンピューターは復旧させましたが、ジャイロスコープの電源投入には失敗しました。 その代わりに、いくつかのスラスターを使ってミールの安定を保っているとミッション管制室のスポークスマンのバレリーLyndinは言っています。 「地上管制官は、何度もジャイロスコープのスイッチを入れようと試みましたが作動させることはできませんでした。」とLyndinは言っています。 代替の姿勢調整システムを使っているので、プログレスM1の水曜日の打ち上げと土曜日のドッキング予定には影響しないとLyndinは言っています。 プログレスはそのロケットを燃焼させてミールを3月に地球の方へ押し下げ、太平洋に投棄することになっています。 何年もあいまいな態度をとってきたロシア政府は、昨年ついにミールを廃棄してその財源をNASAが率いる国際宇宙ステーションに集中させることを決めました。 ミール宇宙ステーションのこれまでの記事 |