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3月7日付け
CNN.comは

ミールの落下は3月20日。


という見出しの記事を報じています。

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ロシア宇宙庁は、ミール宇宙ステーションがもっと地球に近い所まで自然降下するのを待ちたいとして、その最終落下操作を20日に設定しました。

しかし彼らは、この設定日はミールとの摩擦を作る大気圏を膨張させる太陽活動に大きく依存していると警告しています。

これまで宇宙庁は、今週末にミールが250キロメートル(155マイル)まで降下した後に一連の軌道離脱操縦準備を行うと言っていましたが、ミッション管制室の副主任ビクトルBlagovは、エンジニアは、220キロメートル(132マイル)まで降下するのを待つことに決定したと言っています。

「ミールの軌道離は、今のところ3月20日に設定されている。」とBlagovは記者会見で述べています。

ミッション管制室のスポークスマンのバレリーLyndinは、管制官は可能な限り燃料を節約したいのでミールがもっと近づくのを待っていると言っています。

「ミールが地球に近づくほど、燃料は少なくてすみます。」と彼は言っています。

ミールを降下させる時のもっとも難しい巧妙な操縦は、軌道上の位置を安定させる為に、ゆっくりとローリングさせて回転運動に入れることです。

この行程には、燃料と多くの電力を必要としますが、ミールのバッテリーは老朽化しており非常に不安定です。

昨年12月にミッション管制室は、突然の電力断で20時間もミールと通信できなくなっています。

宇宙庁は、その後ステーションの大部分の装置の電源を切り、消費電力を最小化しています。

彼らはまた、ミールの姿勢を安定させるのにも燃料が必要なので回転させることにしました。

Blagovは、ミッション管制室は、軌道離脱の1日前までミールを安定させるが、電源断つまりそれによるコンピューター障害が起こって制御不能で落ちることについては軽視していると言っています。

ミールの気まぐれな中央コンピューターが故障する場合は、ミッション管制室はミールにドッキングしているプログレス貨物船のコンピューターを使って降下を指令することができるとBlagovは言っています。

3月20日に、プログレスは二回の連続軌道周回の間に2度エンジンを燃焼させて、数時間後に行う再度の燃焼でミールをオーストラリアとチリの間の太平洋に落下させます。

最後の操縦は、ミッション管制室がロシアのレーダー局を使って監視できるようにロシア上空で行われます。

「ステーションは、ロシア、中国上空で降下し始めて太平洋に向かいます。」とBlagovは言っています。

彼は、最後のエンジン燃焼から破片が地球に到達するのに45分かかると言っています。

Blagovは、貨物船も同じ方法で廃棄されるので、ミッション管制室は宇宙船の廃棄作業には多くの経験があると言っています。

ミールの大部分は大気中で燃え尽きますが総重量25のメートルトン(27.5トン)の、約1,500個の破片は地球に落下すると思われています。



上記の訳文は記事の全容を伝えるものではありません。
誤訳の可能性もありますので、詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.cnn.com/2001/TECH/space/03/07/mir.russia.ap/index.html

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