ミール宇宙ステーションの安全に制御された廃棄は日本には何も脅威もないのですが、日本の国家安全委員会はミールの破片で人々が傷つくのを避ける為に市民に屋内待機を呼びかけるかもしれないと言っています。
日本は、ロシアが制動燃焼を行いミールが南太平洋に落下する前に最後に上空を通過する人が居住している最南端の島です。 ロシアの計画では、3月22日にミールを制御してオーストラリアとチリの間の海洋へ落下させることになっています。 モスクワは、東京に対して危険がないことを繰り返し保証しました。また匿名の日本政府当局者も、実際に破片が人を傷つける確立は1億分の1未満であると認めています。 たとえそうでも、国家安全保証委員会と危機管理がセンターは、もしミールが居住地区の上空を通過するならば日本政府は40分間屋内に待機するように市民に警報を発すると言っています。 日本は、ミールの軌道離脱計画の情報収集の為に既に6人の専門家をロシアに派遣しています。 日本の防衛庁長官のトシツグ・サイトーは、来週ワシントンで行われる予定だったドナルド・ラムスフェルド国防長官との会談の為の渡米を、ミールの万一の場合に備えて延期させています。 このような日本政府の異常に用心深い態度は、先月森首相がアメリカの原潜が日本の高校の漁業訓練船と衝突したことを知った後もゴルフを続けたとして国会でひどく責任を追求された危機管理能力のイメージを立て直す為なのかもしれません。 この事故では高校生を含む9人の乗組員が行方不明となり生存は絶望視されています。 折りしも、森総理大臣は、ミールの廃棄の直後の3月25日にロシアのイルクーツクでロシアのウラジミール・プーチン大統領とサミット会談を行う予定があります。 |