金曜日のミール宇宙ステーションの落下を前に日本の科学者達は、その進捗状況を注意深く見守っています。
築15年になる143トンのミールは、太平洋に落下する前に日本の上空を通過すると予想されており、科学者達は失敗がないことを願っています。 しかし、日本や世界の天文ファンはミールの落下を心配はしておらず、むしろ興奮しているようです。 東京に本社を置く天文雑誌の編集スタッフ達は、ミールの最後の写真を撮ろうと多忙な日をおくっています。 「我々の読者は、ミールが日本に落下する危険はほとんどない事を知っています。というよりも、日本はこの前例のないイベントを見る為の前列座席を手に入れたと考えているでしょう。」とミールを専門とするシュウサク・タゴ氏は言っています。 もし全てが計画通りに進めば、ミールは大気圏に再突入しながら日本の空を筋を引いて横切ることになっています。 しかし、最高の観覧場所は、ロシアの宇宙飛行士達や世界中の宇宙愛好家がミールの最後を見ようと集まっていいるフィジーです。 ミールに滞在したことのある宇宙飛行士を含むおよそ30人の愛好家の遠征隊は、予定落下海域の近くを飛行することになっています。 |