研究者達は、非常に珍しい2個の隕石の標本を地球上で発見しました。それは月と火星から来た隕石です。
これらの2つの隕石は、それぞれ月と火星から来たものだと判った15番目と17番目の隕石となります。 この発見のニュースは今月発表されて、2001年7月に地球外物資の研究に努める国際組織である隕石学会で公式発表されます。 ノースウェスト・アフリカ480と名づけられたこの火星の隕石は11月にモロッコで見つけられました。この小さな石の重さは1オンスです。 一方、月の標本は、これまで見つかった月の隕石の中で2番目に大きなもので2.2ポンド(1キログラム)あります。 ノースウェスト・アフリカ482として知られているこの隕石は、1月にモロッコで購入されましたが、近隣のアルジェリアで昨年発見されたものだと思われています。 全ての火星の隕石の中で最も有名なものは、ALH84001として知られるジャガイモ形の隕石です。 ヒューストンのジョンソン宇宙センターの研究者達は、1996年にこの隕石は微小生命の証拠を含んでいると発表し、その主張に対して論争が続いています。 アメリカ航空宇宙局は、無人探査機を使って火星から更に多くの標本を回収しようともくろんでおり、もしかすると2011年までには実現するかもしれません。 1969年から1976年にかけて、アメリカのアポロ計画とソビエトのルナ計画で、数百ポンドもの月の岩石が地球に持ち帰られました。 |