全長693インチのロボット尺取り虫がはるばる国際宇宙ステーションへのぼろうとしています。
それは、今までの宇宙ステーション建設のSF的な部分で目にみえる最もハイテク技術です。 各端に手を持っている10億ドルの建造クレーンは、宇宙ステーションの端から端までを尺取り虫のような方法で動くことができます。 それは、力計測メカニズムを通して物体にさわることができ、またカメラとコンピューターを使って物体を識別できます。 それはまた、自分が壊れないように作動するセルフ・プロテクティブ機構も備えています。 「我々は、ちょっと疲れ気味です。」と、フライトディレクターのフィルEngelaufは言っています。 「しかし、このロボットアームは実際に人々のイマジネーションを捕らえています。これは、ステーションに座って固定されるものではありません。これは動いて周囲を這いずり回れます。これは宇宙の作業員なのです。」とEngelaufは言っています。 この57フィート9インチの継ぎ合わされたクレーンは、スペースシャトルに搭載されている50フィート3インチのリトルアームと区別する為にビッグアームと呼ばれています。 それは、14インチの筋肉と、肩に3つ手首に3つ肘に1つの合計7つの関節を持っています。 この関節はプラス・マイナス270度回転できアームの動く範囲は人間以上です。 2つの手のうちの1つは、電力とコンピューター・データーの取得の為に始終宇宙ステーションのソケットに接続されていなければなりません。 指先は、後のミッションで取り付けられます。 強化アルミニウム、ステンレススチール、グラファイト・エポキシ製のこのアームは、非常に重くて3,618ポンドもあり、地上では自身を支えることができません。それで、テスト運転のために、その肘と巨大な支持具は分離されなくてなりませんでした。 これは、宇宙ステーション・アルファに対するカナダの大きな貢献物です。 「その概念設計は1984年にレーガン大統領が提案したフリーダム宇宙ステーションに遡りますが、それは最先端の技術を駆使しています。」とカナダ宇宙局の総合宇宙システムの主任Savi Sachdevは言っています。 「このロボットアームの元々の目的は、スペースシャトルが自身で飛行できなくなった時に、アプローチとドッキングに使うことでした。」とSachdevは言っています。 4人のアメリカ人宇宙飛行士、1人のイタリア人、1人のロシア人、1人のカナダ人とこれまでで最も国際色豊かとなった乗組員メンバー達は、エンデヴァー号に搭載したロボットアームを国際宇宙ステーションに運んで取り付けます。それは、これまででNASAが行った最も複雑なロボティックス・ミッションでしょう。 シャトルのリトルアームがビッグアームを掴んで宇宙ステーションに取り付けます。 一旦ビッグアームが船外活動の宇宙飛行士によって広げられると、それは宇宙ステーションの適切な場所を掴んで、3,000ポンドのパッキン・クレートをリトルアームに手渡します。そしてリトルアームは、地球に持ち帰るクレートをシャトルに積み込みます。 このロボットアーム同士の握手が、今回の11日のシャトル・ミッションのハイライトとなることは確実です。 カナダの宇宙飛行士のクリスHadfieldは、この作業を2つのロボットアームの「バトンパス」と表現しています。 |