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国際宇宙ステーションのアメリカ宇宙飛行士が、スペース観光客デニス・チトー氏が訪問した時の態度は、友好的でなかったのではなく疲れていた為だとNASA当局が木曜日に述べました。
このコメントは、チトー氏に同行した宇宙飛行士のクレームに対して出されたものです。 タルガート・ムサブヤフ飛行士は、アメリカの乗組員達はチトー氏にそれほど誠意を示さず、彼から距離をおくように命令されているように思えたと述べていました。 ロシアは、アメリカの強い反対にもかかわらずに、金持ちのビジネスマンを素人の宇宙旅行者として国際宇宙ステーションへ送りました。 初の宇宙観光客となったチトー氏は、この旅行の為にロシアに2000万ドルを支払ったと伝えられています。 ムサブヤフは火曜日にロシアのスターシティーて行われた説明会で、彼らがステーションに到着してから食事の為に3時間待たされたなどとチトー氏の扱いに対して不満を述べました。 対照的に、最近廃棄されたロシアの宇宙ステーション・ミールへの訪問客は、常に乗船時に歓迎食事会を催されていたと述べました。 しかし、NASAフライトディレクターのジョン・カリーは、これに対して宇宙飛行士達は、単に非常に疲れていたので、チトー氏や付き人を盛大に歓迎することができなっかったと述べました。 乗組員達は、ロシア人のステーションの船長ユーリ・ウサチェフ、アメリカ人のスーザン・ヘルムスとジム・ボスです。 「その時の状況は認めますが、彼らはおそらく、セレモニーの準備ができていなかったのでしょう。それはデニス・チトー氏とは関係はありません。乗組員が疲れきっていたということが理由です。」とカリーはジョンソン宇宙センターでの記者会見で述べました。 チトー氏とムサブヤフとユリ・バツーリン飛行士が到着した時、宇宙ステーション乗組員は、前日までの度重なるコンピューター・トラブルの対処とスペースシャトル・エンデバー号の出発支援で長時間作業を強いられていました。 アメリカの宇宙飛行士達は、彼らの訪問客の扱いについて何も特別な命令は受けていませんと彼は言っています。 60才のチトー氏は、自分は基本的には乗組員が作業をする時には施設の片墨にとどまっていたので彼らの負担にはならなかったはずだと言っています。 カリーは、チトー氏の訪問について否定的な言い方はしていませんが、その6日間の滞在が地球での訪問客が作るような種類の面倒さを乗組員達に与えたと主張しています。彼は、3人の訪問客は通常の作業工程にとっては不都合となる環境を作ったと言っています。 カリーは、宇宙ステーションと地上管制室間の通信を途絶させたコンピューター・トラブルは解消したと言っています。 彼はまた、最近宇宙ステーションの外壁に取り付けられた950億ドルのロボットアームの可動ジョイント部に問題があることが判明したと言っています。 宇宙飛行士達は、その修理の為に船外活動を実施しなければならないかもしれませんが、まだ決定はされていないと彼は言っています。 |