ハッブル宇宙望遠鏡は、紫色をしたハローの輪を持ち中心が金色に輝く近くの銀河にスポットを当てました。この銀河は塵をともなった莫大な数の形成途中の星を保持しており、一方で生まれたての星にとってはクリーンな環境も保持しています。
銀河系外星雲NGC1512のこの新しい合成画像は、赤外線から紫外線までの多様な波長で作られており、生まれたての星の集団で満ちた幅2,400光年の広大な領域を写しています。1光年とは、光が1年で進む距離つまりおよそ6兆のマイルです。 この銀河自体は、3000万光年の距離にあり宇宙のスケールから見れば、比較的近いものです。 この写真をを研究しているイスラエルとアメリカの研究者は、NGC1512の中の塵っぽい環境とクリーンな環境の両方の環境に生まれたての星が存在することを発見したと、NASAとヨーロッパ宇宙機構は声明で述べています。 写真の中で、クリーンな集団は紫外線と可視光線によって明るい青いかたまりとして容易に見えます。一方、塵っぽい集団は、ハッブル・カメラの赤と赤外線波長で検知されることにより、それらが隠れているガス雲の輝きとして写っています。 この研究結果は、天文ジャーナル6月号で発表されます。 この銀河系外星雲NGC1512の合成カラー写真は3つの異なるハッブル・カメラが撮影した7枚の写真から出来ています。 画像はここから入手できます。 |