NASAの初の火星着陸機は、火星までの11ヶ月の航海へ日曜日(EST)に旅立とうとしています。
前のパスファインダー・ミッションでのロボティック・ローバーとは違って、マーズ・ポーラー・ランダーは固定機です。しかし、これまでの宇宙探査機には使われなかった物を搭載しています。 それは、火星表面の音を聞く為のマイクロフォンです。 着陸機はフロリダのケープカナベラルから日本時間4日午前5時13分に打ち上がります。 それはケープカナヴェラルから12月11日にデルタ2型ロケットに載せられて打ち上がった火星気象観測衛星と組になって働くように設計されています。 同時に1,360ポンドの(618 kgの)の着陸機は、火星の南極でロボット・アームを使って土と岩のサンプルを掘り起したり、これまでに見たことのない火星の地域の景観を提供します。 土のサンプルは小型オーブンで加熱され発生するガスが解析されます。 地球以外の惑星に初めて設置された着陸機のマイクロホンは、風が吹き付けるような音を録音します。 このミッションでは、火星地表に高速で衝突して地表下まで貫通する2つのバスケットボール大の弾丸のような探知機を着陸船が着地10分前に放出します。 ディープ・スペース2のプロジェクト・マネージャーであるサラGavitは、このプロセスを「クラッッシュ・ランディング」と表現しています。 2本の探知機は、地下の温度を測定したり、表面下に氷があるかどうかを決定します。 冷蔵庫より少しばかり大きい長方形の形をした仲間の軌道探査機は、9月遅くに火星に到着して、水蒸気やほこりの動きを追跡しながら2年間をかけて火星の大気を調べます。 NASAの宇宙科学計画の主任エドWeilerは、両探査機の目的は「水を探すことだ。」と述べました。 「もし、化石であっても現存するものであってもし、他の惑星で生命を見つけたかったら水を探さなければなりません。」とWeilerは語りました。 このミッションは生命の痕跡を捜すために特に設計されたものではありませんが、科学者達は、収集された情報は火星で生命が足場を得ることができたのかどうかを知るのに役立つだろうと言っています。 |