数週間の論争の後、最終的にそれは公認のものとされました。冥王星の降格はありません。
冥王星はこれまで常に他の大惑星の中でなにかそぐわないものがありました。しかし、冥王星をマイナー惑星にクラス替えするべきだと思っている国際天文協会IAUの先月の動きが、唸るような反対意見の声を引き出しました。 そして水曜日に、IAUは「専門家は、冥王星にマイナー惑星の番号を割り当てる事に反する決定をくだした。」と断定的に述べました。 IAUの書記ヨハネス・アンデルセンは、自分たちのグループは決して冥王星の「格下げ」を望んでいた訳でなく、冥王星に太陽系の縁にある彗星や小惑星より小さな物体とグループ分けをして、天文家が研究するのに都合のいい技術的な番号を付けたかったのだと述べました。 このような小さい天体はこれまでのところ、10,000個を数えており、最近死去した 冥王星の発見者クライド・トンボーに賛辞を送る為にラウンド・ナンバー10,000を冥王星に与えようという感傷的な動きが進行中でした。 そのグループに入ると、冥王星はその軌道が海王星の軌道と交差するTrans-Neptunian Object(海王星よりも遠方の物体)と呼ばれる数十個のなかに分類されるはずでしたた。 しかしこの計画は、アメリカで第一の宇宙科学者のグループであるアメリカ天文学会の惑星科学者達に与える栄誉はほとんど見いだされませんでした。 「この活動は、広く科学コミュニティーや一般大衆からは疑いもなく、冥王星をメジャー惑星からマイナー惑星へクラス替えするものだと受け取られました。我々は、そのような活動に対する科学的若しくは歴史的な正当な理由はほとんどないと思っています。」とAASの科学者達は電子メールの声明の中で述べました。 占星家でさえ評価しました。 「惑星にはあまりに小さすぎるですって?そんなの無意味です。冥王星は、生命に形質転換をもたらす力をもっているのです。それは愚か者を天才に変えることさえできるんです。だからあの科学者達にもまだ望みはありますよ。」とヴァニティーフェアの占星家マイケルLutinは先週タイムマガジンに述べています。 論争が荒れ狂う最中、IAUのチーフであるアンデルセンのインボックスには電子メールが猛烈に集中しました。この問題のIAUの専門家マイケルA'Hearnは、それをまたいで受け取りました。 「冥王星に感情的になっているたくさんの人々がいます」と、A'Hearnが2週前メリーランド大学から電話インタビューでロイターに話しました。彼は、水曜日にはコメントを出しませんでした。 冥王星は、他のメジャーな惑星とは全くフィットしません。 太陽系の外側の方にある他の惑星は大きくてガス状なのに、それは小さくて岩が多いのです。それは、他の惑星の半分のサイズもないのです。その軌道は、太陽系の面から傾いており、唯一他の惑星の軌道と交差もしています。そして、その衛星カロンは、 他のどの惑星の月の比率よりも大きいのです。 しかし、それは常に俗世的な星でした。冥王星(プルート)が1930年に発見されたとき、それはその年最も大きな話題となり、ウォルト・ディズニーはその名誉の名前をミッキー・マウスの犬につけたのでした。 |