2月6日付け
CNN Interactive Spaceは

望遠鏡のトラブルとロシアの問題がシャトルの打ち上げ予定を変更

という見出しの記事を報じています。

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 NASAは、X線望遠鏡のトラブルとロシアが国際宇宙ステーションの重要なピースを打ち上げられない事で、シャトルの全打ち上げスケジュールを再編成せざるを得なくなりました。

 それは、1999年の打ち上げが6回から5回に減ることを意味します。

 それは、NASAが望んでいる年間7回ないし8回の打ち上げよりも少ない回数になります。  

 2〜3週間前、NASAは15億ドルのChandra X線望遠鏡の中で欠陥のあるサーキット基板を発見しました。更にロシアの資金難が、宇宙ステーションの重要なサービス・モジュール完成を更に遅れさせました。

 X線望遠鏡は、スペースシャトル・コロンビア号に搭載され4月に舞い上がることになっていました。

 しかしNASAは金曜日、4つの不良基板を取り替えるのに数週間もしかしたら数ヶ月かかる為に、その打ち上げを7月まで延期しました。

 強力なChandra(ノーベル賞を受賞した天体物理学者の名をとって名づけられました)は、クェーサーや星の爆発やブラックホールのようなかすかな宇宙のX線の発信源を検知することになっています。  

 NASAは、コロンビア号の代わりに5月遅くに宇宙ステーションへ供給品を運ぶディスカバリー号が次のシャトルの打ち上げとなるだろうと言っています。

 コロンビア号は、7月9日に最初の女性船長アイリーン・コリンズの指揮でそれに続きます。

 これは、当所の打ち上げ日程よりも1年近く遅れおり、その費用も3900万ドルにのぼっています。

 建造中のステーション用の生命維持装置などを含むロシアのサービス・モジュールは、9月より早くは打ち上げられそうになくなっています。

 ロシアは、それを7月までに準備ができると約束していました;それ自体もすでに1年以上遅れているのですが。

 この遅れのために金曜日NASAは、アトランティス号のステーションへの輸送飛行を8月から10月へ、そしてディスカバリー号の輸送飛行を10月から12月へと玉突き再編成を行いました。

 今年の他のシャトルの飛行は、9月のエンデヴァー号でのレーダー-マッピング・ミッションだけです。    

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詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.cnn.com/TECH/space/9902/05/shuttle.schedule.ap/index.html



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