ロシアのミール宇宙ステーションは、おそらくミールに資金を供給することになっていた投資家がそれを取り消したので、8月早くにも廃棄されるかもしれないと、
国家宇宙局のチーフが木曜日に述べました。
13年になるステーションを製造して運営している RKKエネルギア社は、個人スポンサーを見つけたので、ミールを軌道上に更に3年間残すと12月に言っていました。 ステーションは、もともと6月に廃棄される予定でした。 「それは、本当に希望に満ちた考えでした。彼らは資金を提供する投資家と共に重要な仕事を遂行するはずでした。しかし、投資家に何かのトラブルが起こりました。」と宇宙局のディレクターであるユーリー・コフテワはエネルギア社の声明文で述べています。 ミールをシャットダウンすることは、モスクワにその乏しい資源を国際宇宙ステーションに向けて欲しいと思っているNASAにとっては歓迎される事です。 16ケ国が参加するプロジェクトは、ロシアが時間通りに初期のコンポーネントを製造しなかったので1年遅れています。 ステーションの最初のエレメントは、昨年遅くに打ち上げられました。 先月、プリマコフ首相は、もし個人投資家が年間最高で2億5000万ドルのステーションの費用を払うならば、エネルギア社はミールの運営を更に3年間保つ事ができると法令で定めました。 しかし、この不可解な個人投資家を失ったことで、ステーションはまたこの夏に廃棄されるかのようになっているようです。 「もし投資家が見つけられなければ、我々は8月か9月にミールを廃棄するという厳しい決定を強いられます。」とコフテワは、今年の宇宙計画について話し合う閣僚会議の後の記者会見で述べました。 彼は、資金提供が無いことが4月までにわかれば、宇宙局はミールを廃棄する計画を始めるでしょうと語りました。 コフテワは見込みのあった投資家の名を挙げる事を拒否しましたが、ロシアのメディアが報じた「中国人の可能性」を否定しました。 「中国は、精力的に自国の宇宙計画を進めており、今年の10月1日まで最初の宇宙飛行士を軌道に打ち上げると約束しています。もし彼らが我々のステーションで飛行する事に興味を持っていたならば、彼らはずいぶん前にそれをやっていたでしょう。」と、彼は言いました。 2人の中国のパイロットは、ロシアの宇宙飛行士訓練センターで調整を終えましたが、その協力体制は現在中断しています。 「我々はそれ以来、彼らから便りをもらっていません。」と、コフテワが言いました。 コフテワは、国際宇宙ステーションの最初の乗組員を収容することになっているサービス・モジュールの打ち上げも遅れそうだとも伝えました。 その打ち上げ日程は繰り返して延期され、現在7月に設定されています。 「それは、7月か8月かもしれないし、我々が何らかのトラブルに遭遇すれば 9月かもしれません。」と彼は語りました。 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/space/9902/11/russia.mir.reut/index.html |