遅れているNASAの国際宇宙ステーション建設プロジェクトは、ロシアの重要な管制制御モジュールの長期打ち上げ延期を、まもなく始動させそうです。
初期の乗組員の居住区を2倍にするロシアのZvezdaつまり「スター」モジュールは、すでに予定より1年遅れていますが、現在11月12日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる予定になっています。 NASA当局は、ロシア宇宙庁は国の財政と政治的問題に関わらず最終的にはその打ち上げを遂行できることが明らかになったと述べました。 「ロシアはその日程に間に合わせる完全な能力を持っているようです。この時点において全ての指示は彼らが打ち上げの準備ができていることを示しています。」と、ワシントン市のNASA本局のスポークスマンのドウェーン・ブラウンが述べました。 技術的にはサービス・モジュールとして知られるトレーラー大のこの宇宙船は、ロシアのミール宇宙ステーションのコアーと良く似た格好をしており、新しい宇宙基地においてもほとんど同じ目的の役割を果たします。 ロシアのこのステーションへ対する最も重要な貢献を考えると、Zvezdaモジュールが、この宇宙基地を地球上空250マイルほどの軌道に維持させる為に必要な管制と推進システムをつかさどる重大な司令部を収納していることです。 元々1998年4月に設定されていたこのミッションは、ロシア財政問題の為に再三延期されてきました。 このステーションの最初の常駐乗組員の到着と他の全てのステーション建設ミッションは、Zvezdaモジュールが打ち上げ可能になるまで保留状態でした。 11月の打ち上げは、続く1月の建設を可能にするでしょう。そして最初の乗組員が3月か4月に到着することになるでしょう。 最終的には480トンの重量になるこのステーションの建設には、更に42回のアメリカのシャトルとロシアのロケットのミッションが必要です。 これらの飛行のうちの35回は、ケネディ宇宙センターから打ち上げられるNASAシャトルのミッションです。 建設は、現在2004年11月に完了する予定です。 |