調子の悪いハッブル宇宙望遠鏡を修理するNASAのミッションは、別の破損した電線がシャトル・ディスカバリー号の船上で見つかった為に、少なくとも土曜日の夜(アメリカ時間)までその開始を待たなくてはならないかもしれません。
ディスカバリー号の後部エンジン・コンパートメント内で見つかったこの問題の電線は、シャトルの3つのメインジンの1つに接続された配線の一部です。 打ち上げ前最終点検でこの電線の導体部の8分の1インチが露出していることが明らかになり、マネージャーはこの電線の取り替を指示したと、KSCのスポークスマンのジョエル・ウェルズが述べました。 この電線が取り替えられるならば、新しい電線はテストされなければなりません。 「マネージャーはディスカバリー号の打ち上げ日を確信していませんが、打ち上げは1日づれる可能性があります。」とウェルズは言っています。 このミッションの当初の打ち上げ目標日は10月14日でした。 新しい打ち上げ日はこの作業が完了するまで発表されませんが、おそらくディスカバリー号が最も早く打ち上がる場合の日程は日曜日の午後1時42分(日本時間)になりそうです。 現在発表されているランチウィンドウは、土曜日午後2時13分から午後2時51分までです。 今回の打ち上げ遅れの可能性が、ディスカバリー号の7人の乗組員を心配させることはないようです。乗組員は週末の出発に備えてケネディ宇宙センターへ月曜日に到着しています。 「ハッブルは我々を必要としています。4人の宇宙遊泳者はすでに出発の準備ができています。だから我々はじきにそこに上って行くでしょう。」と船外へ出てハッブルの指向システムを修理する訓練を積んでいる4人の乗組員のうちの1人のスティーブ・スミス宇宙飛行士が述べました。 次に可能なランチウィンドウは、日曜日午後1時42分から午後2時24分と月曜日午後1時15分から午後1時54分の2回です。 スペース・シャトルSTS-103特集ページへ |