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4回のＸ線エネルギーの爆発が、天文学者達に地球から1600光年離れた所（天文学の世界ではドアステップみたいな距離）のブラックホールを気づかせました。
このブラックホールは、昨年9月にオーストラリアのアマチュア天文学者が突然明るくなった恒星に気づいてプロに知らせて発見されました。 マサチューセッツ工科大学の天文学者ドナルド・スミスと他の天文学者は、Ｘ線検出器をこの目標天体に焦点を合わせてすぐに驚きました。 9月14日にこのブラックホールは、短時間で劇的なX線の爆発でその存在が発表されました。 他に3回の爆発が起こりましたが、それぞれは2時間も続きませんでした。 しかし、スミスや電波天文学者のチームがこのエネルギーがブラックホールからやって来ることを知るのには十分でした。 「これは我々がこれまで見た中で最速のバーストです。」と国立電波天文観測所のロバートMHjellmingが言っています。 スミスは、このバーストは短時間でしたがピーク出力としては太陽を除いてこの大空で最も明るいX線源でした。 このブラックホールは、いて座の中にあり中央の星はV4641Sgrと呼ばれています。 スミスは、このバーストは非常に急速に移り変わるのでX線を発生する物体としては新しいサブクラスに分類されるかもしれません。 電波望遠鏡は、光速に近い速さでブラックホール領域から飛び出す物資の2本のジェットを検知しました。 他に同様な3つのＸ線源が宇宙の一部の距離で検知されていて、天文学者は「マイクロクウェーサー」とが呼んでいます。 それらはクェーサーに似てますが非常に小さいものです。 Hjellmingは、他のマイクロクウェーサーからのバーストエネルギーは、もっとゆっくりと弱まると言っています。 ブラックホールはとてつもなく濃密度で、その重力場は非常に強力なので光でさえも逃れることはできません。 ブラックホールは物資をその中心に引き込み、ガスや塵は数百万度にまで熱せられます。 多くブラックホールは、降着ディスクと呼ばれるガスや塵の外皮を身につけています。 物質がこのディスクからブラックホールへ絶えまなく流れ込むとＸ線の信号は安定し始めます。 ブラックホールは普通クェーサーの中央にあって降着ディスクを持つ事が特徴です。 V4641 Sgrブラックホールからの短いバーストは、降着ディスクからの物資の蓄えによる絶えまない供給は長く続かないことを示唆しています。 これが謎天文学者達を悩ませています。 「物質が降着ディスクを形成することなくブラックホールへの流れ込むことができるのか、このブラックホールは非常に風変わりなマスをしていて、スピンか電荷しているかのどちらかです。」とマサチューセッツ工科大学のロナルドRemmillardは言っています。 |