日本の苦悩する宇宙計画は、1億700万ドルの観測衛星が適切な軌道に届かず大気圏で燃え尽きたかもしれず、大きな痛手に苦しんでいます。
二日遅れで、102フィートのM-5ロケットは、日本の南端の鹿児島宇宙センターから午前10時30分に打ち上げられました。 しかし、離昇後1分もしないうちに3段型ロケットの第1段エンジンが故障して衛星を地球上空50マイルほどの低軌道に入れてしまったと宇宙科学研究所の当局員トシアキ・タケマエが述べました。 宇宙の高エネルギー源のX線画像を撮るように設計されたこの計画では、地球よりも170マイル以上離れて飛行させることになっていました。 打ち上げ管制官は、衛星が水平線を超えた後は衛星とのコンタクトを失い、それは1周回を終える前に燃え尽きたと思われています。 研究者達が将来の科学探査機を宇宙に送るのにあてにしていた固体燃料実験ロケットの失敗は、また打撃を受け国の民間ロケット計画をよろめかしています。 ケイゾー・オブチ首相は、この事故を「不運なこと」と呼び、日本の技術における世界のリーダーとしての評判を曇らせた連続失敗に更なる調査が必要だと述べていると共同通信は伝えています。 2ヵ月前、科学技術庁は儲かる衛星打ち上げサービスの世界的な市場のシェアーを獲得する為に開発された更に強力なH-2ロケットの生産中止を強いられました。 11月にH-2ロケットがコースをそれ、それより9ヶ月前にはペイロードの軌道投入に失敗したことをマスコミが大きく非難した為に、彼らはこの決定をしました。 今日の飛行は、過去6年間で6240万ドルの開発費用をかけた開発中の打ち上げ用ロケットであるM-5ロケットによる1997年から3回目のものでした。 第一段エンジン・ノズルに起こった亀裂が、ロケットの方向を変えてスピード低下を引き起こした原因かもしれないと、タケマエは言っています。 NASAがアストロ-Eの損失を伝えているページ NASAのアストロ-E 公式ページ 宇宙科学研究所のアストロ-E ページ 宇宙科学研究所の発表 文部省宇宙科学研究所 |