完璧な精密さで探査機は小惑星エロスの軌道に滑り込んで、小惑星の軌道を回る初めての人工衛星となりました。
この探査機は、今ジャガイモ形の宇宙岩の1年間の調査を開始しました。そして、その起源を決定し、科学者達が地球を宇宙からの飛石から守る戦術を立てる助けができると期待されています。 短時間のロケット燃焼で、地球近傍小惑星ランデブー探査機(NEAR) の飛行経路を変化させ、探査機は小惑星エロスの軌道に投入されました。 この操縦は、昨年のランデブー失敗などがあった4年間のオデュッセイア(長期冒険旅行)を無事完了させました。 エンジニアが誤差1パーセント以下でロケットが燃焼したという信号を受信して数分後にミッション・ディレクターのロバート・ファーカーが、「NEAR探査機は現在エロスの軌道を回っています。」と発表しました。 「我々は、非常に満足でまた非常に興奮しています。」とファーカーが述べました。 探査機に記録されていた自動指令がロケット燃焼を始動させて、そのおよそ20分後に緊張が張り詰めたミッション管制室のエンジニア達は、その成功を確認しました。 NEARが目的地に到着したことが明らかになると、彼らは拍手をしてハイファイブ(片手を高く上げ掌を打ち合わす動作)で喜び合いました。 ファーカーは、この燃焼はおよそ200×299マイルの軌道でエロスを狙ったもので、この探査機は30から40マイル以内で目標にヒットしたと言っています。 これは、1億6000万マイル離れた小さな的を「射抜く」ことと同じことです。 エロスは、電波が地球に届くのに14分30秒かかるほど遠くにいます。 プロジェクト科学者のアンドリュー・Chengは、この成功は小惑星の前例がないクローズアップ光景と5つの異なる観測装置でデータを集めることを熱望している科学者達をぞくぞくさせています。 「今日は多くの人にとってはバレンタインデーですが、私にとってはクリスマス・イブです。積まれたプレゼントが開けるのを待たれています。」とChengは言っています。 NEARは1年間エロスの軌道を回って、次第に低軌道へ落ちていきます。 NEARが軌道に乗って初めて撮影したエロスの写真。 NEARが1月22日から3週間で収集したエロスの連続写真。 エロスのクレーターに名前をつけよう! NEAR公式ホームページ NEAR関連記事 |