NASAのスターダスト探査機は、宇宙を作っている成分を研究するために彗星を訪問し小さな宇宙の塵を集めて地球へ持ち帰る7年間のミッションを開始しました。
NASA当局は、スターダスト探査機は良好な状態であり、宇宙から来る塵粒子を捕獲する為に上の方に突き出したテニスラケットサイズの捕集器と共に飛行していると言っています。 先週この捕集器は、探査機が科学作業を開始するために展開されました。 同装置は、2004年にスターダストが彗星の尾の中を飛んで地球に持ちかえるアイスボールの破片を集める時にもまた使われます。 今回成功した展開作業は、NASAが初めて試みる無人デリバリー・ミッションにとって重要でした。 ケープカナヴェラル空軍駅から1999年2月に打ち上げられたスターダスト探査機は、火星の軌道を越えるほどのワイドパスで太陽のまわりを飛行しています。 850ポンドのこの探査機は、深宇宙から太陽系へ飛んでくる宇宙塵を集める為にこの捕集器をこれから5月まで使います。 それからこの捕集器は、もっと多くの宇宙塵が集まるはずの2002年ころまで探査機内に戻されます。 この装置は、スターダスト探査機がワイルド2彗星の62マイル以内を飛行して、その巨大な雪玉の尾から出る彗星ダストや氷の破片を収集するときに再度引っ張り出されます。 これらの彗星の隠し物や宇宙塵は2006年に地球に持ち帰られて、探査機はそれをユタ砂漠にパラシュートで落とします。 この1億6600万ドルのミッションは、1972年にアポロ有人ミッションが終了してからは、宇宙のサンプルを地球に持ちかえるNASAの初めての試みとなります。 もし成功すれば、この野心的なプロジェクトは科学者達に宇宙の形成について彼らに教えることができるかもしれない宇宙の粒子の研究を可能にします。 NASA当局は、自分らは問題なく太陽系内を飛行している探査機の順調な機能に励まされていると言っています。 この探査機は、惑星の重力を利用してワイルド2彗星に向けてスリングショットする為に、来年地球の近くを飛行することになっています。 スターダスト関連記事集 |