NASAとロシアのマネージャーは、ロシアのプロトン・ロケットの機械的問題によって国際宇宙ステーションのキー・コンポネントの打ち上げを延期させるかどうかを決定させる為に月曜日に会うことになっています。
プロトンの問題は軽症に見えますが、NASAはロシアのズベズダ・サービス・モジュールが水曜日早くにステーションに打ち上げられる前に完全にこの問題を調べる事を希望しています。 ズベズダの2年の(打ち上げ)遅れの為に、NASAは打ち上げ失敗というリスクを可能な限り負いたくないのです。 ロシアのマネージャーによるとこの問題は、火曜日の改造型プロトンの打ち上げの際に、第2段推進系の突然の圧力降下を招いた事だということです。 火曜日に打ち上げられたのと同型のプロトンロケットが、水曜日にカザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地からズベズダを宇宙に運ぶことになっています。 しかしNASAの心配にもかかわらず、ロシアのマネージャーは、プロトンロケットはロシアの軍事衛星を無事に軌道に投入したとして、この状況を軽視しています。 「衛星が宇宙の正しい位置に軌道投入されたという事実は、この問題が全ミッションに影響を及ぼすことはないというよい証拠です。」とロシアのプロジェクトマネージャのセルゲイShayevichは金曜日のモスクワでの況説明会で言っています。 プロトン・ロケットの推進系は、1999年の2回の故障の後に改修されています。 これらの問題は、ペイロードを軌道まで持ち上げる役目をする第2段まで疑われましたが、ロシア宇宙庁当局は、火曜日の問題は改修とは関連がないと言っています。 ところで、ズベズダを搭載したプロトンロケットは今日早くにバイコヌールの打ち上げ台に向かうことになっていました。 ズベズダが軌道を回る2個のピースからなる国際宇宙ステーションと結合すれば、それは住生活宿舎の役目を果たし、またステーションを地球上空240マイルの軌道に維持する為の動力源となります。 |