アリゾナ大学の天文学者とマサチューセッツ大学の仲間が木星の軌道を回る17番目の月を発見したと述べています。
もしこれが確かめられれば、この直径3マイルの月は木星の最小の月となり、2000年代で発見された最初の木星の月となります。 「これまで誰も見たことがなかった物を最初に見た人になるのは、非常にエキサイティングで、ある種非常にいい気持ちです。」と10月にこの月の最初の発見をなしたアリゾナ大学の天文学者ジェフLarsenが土曜日のアリゾナ・デイリー・スターで言っています。 Larsenは、彗星や小惑星や太陽系を調べる為に79年になるキット・ピーク望遠鏡を使って大学のスペースウォッチ・プロジェクトで働いています。 このグループは、通常は木星の周囲は調査しません。何故なら太陽系で最大の木星は明るすぎて、その光が望遠鏡の高感度電子撮像機を壊す可能性があるからです。 しかし、昨年10月にスペースウォッチの観測者ジム・スコッティは、木星のまだ発見されていない月の捜索を開始しました。 木星が太陽を12年間で回るうち地球に3億7000万マイル以内に接近したとき、この観測者達は小さな月らしきものを発見しました。 このグループはマサチューセッツ州ケンブリッジのスミソニアン天体物理観測所に連絡し、そこの科学者達もデータを分析すると同じ結論に至りました。 この捜索は、1999年5月に天王星を回る18番目の月が発見されたことで刺激されました。その発見は、13年前のボイジャー2号の画像を再調査していたアリゾナ大学の別の研究者エリック・Karkoschkaによってなされました。 今のところ、この天体はS/1999J1と称されていますが、再調査の観測で月と確認されれば、S/1999J1は名前が付けられます。 それは、直径3マイルの最小の月になり得ます。 確認されている16個の木星の月のうちの半分は、直径が32マイル未満です。 確認されている火星の最小の月デイモスは、直径がおよそ7.5マイルです。 比べると、地球の月は直径が2,160マイルもあります。 木星とその月は、再調査を直ちに開始するには太陽に近づき過ぎていますが、2ヶ月以内には調査が可能になるはずだと、アリゾナ大学の惑星科学者のロバートS.マクミランが言っています。 |