NASAの軌道周回探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーは、火星に水が存在する証拠を探す仕事に戻りました。
火星地表近くに地下水が潜む衝撃的な写真を撮影した後、この探査機は、火星が太陽の後ろに回り込んで地球への画像送信をブロックしていた為に6月21日から7月13日まで任務を休止していました。 しかしグローバルサーベイヤーは再び写真撮影を再開して地球に画像を送り始めました。 これらが7月15日に到着した最初の新しい画像です。 火星地表の1枚の写真には、隆起線とクレータのある平野が写っています。他の写真には流星衝突クレータの壁が写っています。 しかし、どちらの写真にも最近水が活動した様子は写っていませんでした。 科学者達は、液状水が存在することが証明されるまでには長い道のりがあったことを認識しています。 「彼らは、水が実際に存在するのかどうか決定するのに、マーズ・グローバル・サーベイヤーや他の観測装置を使ってもっと多くの観測をしなければなりません。」とNASAのスポークスマンのDon Savageは言っています。 それでもグローバルサーベイヤーの観測結果は、この惑星の地表近くに水が存在するという最強の徴候を提供しています。 科学者達による他の最近の研究では、火星の海は地球の海に似ていて、考えられていたよりももっと多くの水が存在したことを示唆しています。 グローバ・ルサーベイヤーは、火星上空260マイルの軌道を回っています。 1996年11月にケープカナヴェラル空軍基地から打ち上げられたグローバルサーベイヤーはおよそ35,000枚の高解像度画像を生みだしてきました。 しかし、これらの写真のうちの200枚ないし300枚だけに、液状水の浸出または底氷の融解と関連しそうな地形が写っています。 |