10月に予定されている国際宇宙ステーションへのシャトル・ディスカバリー号の飛行が遅れるかもしれないとNASA当局が金曜日に述べました。
遅れの原因は、ステーションへ運ぶ為にシャトルに装備する1つの装置に関係しており、シャトル自身には何の問題もありません。 ステーションの位置を宇宙で制御するのを助けるコントロール・モーメント・ジャイロと呼ばれるこの装置は、飛行前に改修が必要かもしれません。 延期するかどうかの決定は来週になされるとNASAのスポークスマンのジェームズHartsfieldが金曜日に述べました。 「我々は、週半ばまでにはもっと多くの情報を得るでしょう。」と彼は言っています。 Hartsfieldは、NASAのマネージャーはこの装置のトラブルがディスカバリー号の打ち上げスケジュールに影響せずに解決する望みを棄てていないと加えています。 ディスカバリー号は、10月5日にケネディ宇宙センターから打ち上げられ10月16日に帰還する予定です。 ディスカバリー号の今回の主な貨物は、問題のジャイロスコープなどを含むステーションの装置を支持する骨組みであるZ-1トラスと呼ばれる部品です。 今回のディスカバリー号の飛行は、今年末までのあと2回の飛行も含めて来年までに予定されている8回の飛行のうちの1つです。 今年残っているあと2回の飛行は、9月8日のアトランティス号と11月30日のエンデバー号の飛行です。 増大したフライト・スケジュールがKSCをここ数年で最も忙しくしています。 飛行ラッシュの理由 国際宇宙ステーションは、ロシアの財政問題が一つの理由で2年も遅れて進行しています。 ところでシャトル・アトランティス号の乗組員達は、9月のミッションに備えてKSCに一週間滞在した後、ヒューストンに戻りました。 アトランティス号は、11月に最初の常駐乗組員がステーション到着するのに備えて、数千ポンドの装置や食料や供給品を軌道上基地へ届けることになっています。 |