重要なシステム以外の全て機器を6日間自動シャットダウンした後、NASAのカッシーニ衛星は、再び正常運行に戻り今日主要なミッションの分岐点を通過します。
土星までの7年の旅行で、20億ドル宇宙探査機は初めて宇宙で目を開き、カメラや他の光学機器を乙女座のα星に照準させます。 結果としてできるモザイク写真は、今週始めカッシーニのナビゲーション・システムの故障によってさえぎられた定期機器チェックの最初の成果です。 軽傷だと思われたこの問題は、探査機のシステムのほとんどをシャットダウンさせました。「これは通常運行の一部で、探査機が行った事は、自身に害がないように動作したものです。」とカリフォルニア州パサデナのNASAジェット推進力研究室の メアリー・ベスMurrillスポークスウーマン言いました。 1997年10月にケープカナヴェラルから打ち上げられた探査機は、航法に使うスター・トラッッキング・システムに問題が発生した時、自身を「セーフ・モード」に入れました。 エンジニア達は、シャットダウウンはスター・トラッカーの視野内にガイド星が通常の時よりも長くとどまった時に起こったようだと決定しました。 地上管制官達は、金曜日に全てのシステムを戻すようにコマンドをコンピュータに送りました。計器のチェックアウトは、今日の朝再開することができるとMurrillは 述べました。 非常に自律性のあるカッシーニは、搭載されたコンピュータが探査機を危険に陥れる問題を発見すればいつでも重要なシステムを切るように設計されています。 その間に地上管制官達は、34億ドルのミッションを脅すかもしれないいかなるトラブルも整理することができます。 無視できない議論の主題は、輪を持った惑星までの長い航海で探査機のシステムに電力を供給する為に使う核燃料としてカッシーニが72ポンドのプルトニウムを積んでいるという事です。 土星に到達する為に、探査機は惑星間を回り道します。カッシーニは、すでに一回金星のそばを通過していますが、土星へ放り出されるのに その惑星の重力を使う為に6月にもう一度金星を通過します。 また地球の重力を使って特別な反動を受ける為に、8月には地球から500マイル以内を飛行します。 それから探査機は、2004年7月に土星に到着する前に木星によるスイング・バイでもう一度重力援助を受けます。 http://www.flatoday.com/space/today/011699c.htm |