シャトル・アトランティス号は、国際宇宙ステーションを最初の常駐乗組員用に整えるミッションをほぼ完全に完了して今日ケネディ宇宙センターに帰還します。
「早く皆さんに会いたくてたまらない。」とアトランティスの司令官テリー・ウィルカットは、ヒューストンのミッション管制室に伝えました。 NASAのフライト・ディレクターのウェイン・ヘールは、降雨はケープから遠ざかってアトランティス号とその7人の乗組員は今日午後4時56分(日本時間)に安全に着陸できると予想しています。 「アトランティス号は完全な状態です。また気象予報も基本的には問題ありません。唯一の可能性として、いつも我々が心配するこの地域でのにわか雨があります。」とヘールは言っています。 もしケープの天候が良くなければ、アトランティス号は1時間半遅れの午後6時33分に再度着陸を試みるか、翌日に天候が回復するまで待つことになります。 シャトルは天候が完璧なカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地にも着陸できますが、NASAはアトランティス号の次の飛行準備が遅れるのでそれはしたくあるません。 「もしにわか雨が発達して着陸を遅らせることになっても、我々はエドワーズへ帰還させずに、地球1周回遅らせるか翌日まで待ってケネディへ帰還させます。」とヘールは言っています。 着陸決行の決定は、シャトが地球の大気圏に再突入を開始する前の午後3時30分(日本時間)になされます。それは、ブリバード郡上空を横切りながら着陸の為に向きを変える前にカリブ海と西フロリダ上空をマッハ12で飛行しているときです。 9月8日に打ち上げられたシャトルは金曜日の夜(日本時間)まで持つ消耗品(燃料、酸素、食料など)を持っていますが、唯一心配なのはアトランティスがメカトラブルで着陸が長く遅れることだとヘールは言っています。 |