エンジニア達がブースターロケットのメイン分離システムが正常に動作するかどうか確認する間、スペースシャトル・アトランティス号は隔離されています。
アトランティス号は、月曜日に組立ビルから39A打ち上げ台へ移される予定でしたが、ブースターロケット分離システムの問題の為に、少なくとも水曜日まで待たなければならなくなりました。 この問題は、11月30日に打ち上げられたシャトル・エンデバー号の左ブースターのメイン分離システムが点火していないのをエンジニアが発見して起こりました。 ブースターと外部燃料タンクを接続している起爆装置が、起爆の引き金となる電気信号を受けなかった可能性があり、電気コネクターのケーブルが疑われています。 実際には、同時に予備の起爆装置が点火したので固体ロケット・ブースターは問題なく分離して大西洋に落ちて行きました。 しかし、もし予備のシステムも故障していたら、シャトルと乗組員達は失われていたかもしれません。 エンデバー号の5人の乗組員達は、先週までのこ問題を知りませんでした。 このコネクターはこれまでに10回打ち上げられています。 NASAは、アトランティス号のブースターで同じ問題が起こらない事を願っています。 エンジニア達は、今日アトランティス号の固体ロケット・ブースターの検査を開始します。 もし問題が発見されなければ、打ち上げは予定通りに1月18日に実施されます。 しかし、シャトルが打ち上げげられる前にできれば打ち上げ台に移動する前に、NASAは前回のような危機一髪のミッションを繰り返さないことを確認したいのです。 作業員達がブースターに容易にアクセスできるように、アトランティス号は、組立ビル内にとどまっています。 彼らは、エンデバー号で起こったのと同じ個所の何回も飛行したコネクターの点検を開始します。 NASAは、必要でれば、ビル内にある他のブースターやブースター・セグメントも同様な問題が起こらないかどうか点検すると言っています。 2月15日のディスかバリー号のミッション用の1組のブースターもすでに手元にあります。 |