宇宙ステーション・アルファの周囲の電界を測定する装置が数週間機能しておらず、地上管制官に通しの診断を促しています。
この装置は、2000年12月のエンデバー号のミッションの際にアルファの陽電池パネル・タワーのてっぺんに取り付けられました。 それは、シャトルがステーションにドッキングしている間は正常に作動していましたが、エンデバー号が離れてから機能を停止しているとNASAの飛行主任のジェフ・ハンリーは言っています。 この装置は、ステーションが宇宙空間を動くときに発生する電界が船外活動を行う飛行士に危険かどうかを試験するように設計されていました。 発生する電界は、船外へ出た宇宙飛行士にショックを与えたり宇宙服の重要な回路をショートさせたりする恐れがあります。 金曜日にアルファに向かって出発することになっているアトランティス号の乗組員は、タワーに登ってこの調子の悪い装置を取り外すこともできますが、管制官はこのステップに進む前に別の選択肢を取りたいようだとハンリーは言っています。 次のシャトルの船外活動飛行士が、この装置を持ち帰ることもできます。 ステーションには、発生する電気を放電するスーツケースサイズの装置を2つ備えています。しかし、動作実験をしなければNASAはこの放電装置が十分にうまく作動するかどうか分かりません。 この装置が停止する前に測定した値は、非常に低い電位を示していたが、その測定値はエンデバー号がステーションにドッキングしている間に測定された値だとハンリーは言っています。ステーションだけになってからの測定値はありません。 「我々は、シャトルがドッキングすることが測定値に何らかの影響を与えるのか確認できていません。」と彼は言っています。 ステーションの管制官と宇宙飛行士達は、船外活動の際には発生する電界を下げる為に予防措置を取るだろうと彼は言っています。 |