シャトル・アトランティス号の発射台39Bへの移動は、宇宙ステーション・アルファのロボットアームの問題の為に延期されています。
アトランティス号は、今日打ち上げ台にロールアウトされる予定でしたが、アルファの地上管制官がアームのコンピューター・トラブルの解読を試みる間、待機状態になっています。 7月7日の打ち上げ日程には間に合う為には、アトランティス号は今週中に打ち上げ台に移動しなければなりません。 7月12日の打ち上げ日程に間に合う為には、アトランティス号は、ロケット組み立てビルから6月19日までにロールアウトしなければなりません。 NASAのスポークスマンのカイル・ヘリングは、宇宙局は、宇宙ステーション乗組員を交代させる8月5日のディスカバリー号の打ち上げを確保する為に、アトランティス号の打ち上げを7月12日以降にまでは遅らせたくないと言っています。 もし、アトランティス号が来週火曜日を過ぎてもロケット組み立てビルに残らなければならないなら、アトランティス号の打ち上げは9月に延期されて、ディスカバリー号の打ち上げが優先され、作業員は8月5日のディスカバリー号の打ち上げ準備に着手します。 アトランティス号は、エアロックをアルファへ運ぶことになっています。 エアロックをシャトルのカーゴ・ベイからステーションへ移せる長さを持つのはステーションのアームだけです。 現在ステーションに搭乗している乗組員は、このクレーンを使ってエアロックを移す訓練を受けています。 第3次遠征隊の乗組員は、ミッションの順番が変更された場合に備えて、このシステムでの訓練を開始しました。 つまり、全てはステーションのアームにかかっています。 6億ドルのカナダ製のロボットアームは、4月に取り付けられてからコンピューターの不具合にあってきましたが、5月17日発見された不具合は最も深刻でした。 アームの肩にあたる関節に装着されたコンピューターの1つが、アームの他の関節のコンピューターと通信しなくなったのです。そして、起動すると必ず予備のシステムをシャットダウンさせてしまいます。 主制御システムと電源は正常に動作しています。 数週間繰り返していたその症状は、先週エンジニアが情報収集中に突然なくなりました。 アームが正しく動きだした時、コンピューター技術士も問題解決のソフトウェア・プログラムを準備中でした。 「彼らは問題が見えなくなりました.これは良いニュースと悪いニュースの両方を含んでいます。クレーンが正常に戻ったとういう意味では良いニュースです。一方で、この問題を回避するか解決させる為に何が必要なのかを理解するためにもう一度この問題を見たいと意味では悪いニュースです。」とヘリングは言っています。 この問題が再発すれば、エンジニア達は問題を解決して試験するソフトウェアを開発することが可能です。 |