心配された天候と宇宙ステーション・アルファのロボットアームの不具合がさり、アトランティス号は木曜日の朝、発射台に向かって搬送されました。
水曜日の移動作業は、雷の恐れの為に中止されていました。
この飛行は、当初5月に予定されていましたが、湿った耐熱タイルの乾燥作業の為に遅れ、次にアルファの新しいロボットアームの問題の為に7月12日まで延期されました。 4月にステーションに届けられた長さ57フィートのクレーンは、今回運ぶエアロックをアトランティス号のカーゴ・ベイからステーションへ移動できる唯一のクレーンです。シャトルのアームは、短いのでこの作業には使えません。 この1億6400万ドルのエアロックの取り付けは、ステーションの第一次建設行程の完了を意味します。 宇宙ステーションをグライダーのような長さ300フィートのトラスとする最終工程は、1月から始まります。 アトランティス号の宇宙飛行士達は、来週ケネディ宇宙センターへ到着してカウントダウンとオービターからの脱出訓練を行います。 アトランティス号は、長い間単独で打ち上げ台にはいません。8月5日の打ち上げに備えてディスカバリー号が、6月27日にツインの打ち上げ台39Aへ搬送されるからです。 両ミションは、厳しいスケジュールに強いられています。 太陽の角度の問題からアトランティス号は7月17日までに打ち上げられなければなりません。 もしそれができなければ、このミッションは9月まで待つことになり8月にディスカバリー号が先に打ち上げられることになります。 ディスカバリー号もまた、この射場区域の8月から9月にかけての打ち上げスケジュールの繁忙から厳しいタイムラインを強いられています。 |