シャトル・ディスカバリー号はケネディ・スペース・センターのツインの発射台でアトランティス号の横に並びました。2機のシャトルが発射台に並ぶのは20年間の歴史で16回目です。
僅か1.5マイル(2.4のキロメートル)しか離れていない隣の発射台39Bではアトランティス号の打ち上げ準備が続けられる一方で、ディスカバリー号が発射台39Aに搬出されるという珍しい光景が、月曜日の朝(現地時間)に見られました。 両船とも、近づく国際宇宙ステーションへのミッションのために準備されていますが、ディスカバリー号の8月初めの打ち上げは予定は2、3日遅れそうです。 最初の打ち上げは、国際的な宇宙ステーションに1億6400万ドルのエアロックを届ける7月12日のアトランティス号のミッションです。 ディスカバリー号は、当初8月5日の打ち上げ予定でしたが、今週になってNASAのマネージャーは、数日間できれば8月9日まで打ち上げを遅らせたいと言っています。 そうすることは、ミッションの間隔を開いて、NASAにシャトル・システム効率の打ち上げ後解析を実施させる余裕をもたせます。 また8月9日に打ち上げると、NASAに木曜日の打ち上げに向けて3日間の秒読みを月曜日から開始させることができ、金曜日に打ち上げ台の掃除をすることで週末残業費をうかせることもできます。 ディスカバリー号の搬出作業は、先週行われる予定でしたが、中央フロリダ・エリアの暴風雨のために3回遅れていました。 NASA安全基準では、フロリダ沿岸の宇宙基地では、34.5マイル(55.2キロメートル)以内で降雨があれば搬出作業を禁止しています。 ディスカバリー号のミッションは、ステーションの乗組員を交代させる12日間のミッションです。 NASAがKSCの打ち上げ台に2機のシャトルを置いた最近の例は、1999年12月です。 その時は、ディスカバリー号が打ち上げ台39Bで、ハッブル宇宙望遠鏡修理ミッションの準備を行っている一方で、地球測量ミッションのためのエンデバー号(結果的には2000年2月に打ち上げられました)が39Aに搬出されました。 |