シャトル・アトランティス号は。アフリカで利用できる緊急着陸基地を1つ失いました。
NASAは、安全上の理由により、緊急着陸基地の1つであるベン基地(モロッコ)に打ち上げ支援要員を派遣していないとNASAのスポークスマンのドウェーン・ブラウンが伝えました。 「アメリカにとって世界的に高いレベルの危険性が存在しています。」とシャトルの打ち上げマネージャーのジムHalsellは言っています。 ケネディー宇宙センターも、セキュリティが高められゲートのチェックが厳しくなっています。 先週、中国からの不法入国者のグループが、KSCのビーチで見つかっています。 火曜日に連邦陪審員が1998年に起きたタンザニアのアメリカ大使館爆破事件の判決をKhalfan Khamis Mohamedに下しています。しかし、NASA当局は基地閉鎖がこの判決によるものなのかどうかには言及していません。 「我々のスタッフを敢えて危険にさらす必要はないということです。これ以上の事はお伝えできません。」とHalsellは言っています。 通常であればKSCは、シャトルの打ち上げの度に海外の3つの緊急着陸基地に27名の要員を設備点検の為に派遣します。 緊急着陸基地は、モロッコのベン基地とスペインのサラゴサ基地及びモロン基地です。 「我々は、要員を再配置しました。」とブラウンは言っています。 NASAは、打ち上げ時にこれらの基地のうち1つは使用可能になっている必要があり、作業員が残りの2つの基地の点検を続けています。 緊急着陸区域は、シャトルの3つのメインエンジンまたは重要なシステムが上昇時に故障した場合に備えて開かれます。 シャトルがKSCに帰還できなないほど離れてまた地球周回飛行もできない場合は、TALと呼ばれる大西洋横断緊急着陸を行います。 この場合、予定通りであればシャトルは打ち上げ後45分で緊急着陸します。 しかしNASAは、これまでにこのような緊急着陸は行ったことがありません。 もし打ち上げが1日延期されれば、NASAは更にもう1つの緊急着陸基地を失うかもしれません。 気象予報官は、金曜日はサラゴサ基地近くで降雨の可能性があると言っているからです。 |